にく
まだ上手くない頃の作品だ。

螺旋階段のアリス 文春文庫
ナイス! ★★★★★★★★★ -
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- 12/25
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ナイスした読書家さんと感想
大企業を早期退職し、私立探偵になった仁木順平と、押しかけ探偵助手・市村安梨沙のコンビによる〈日常の謎〉の連作短編集。/アリス作品をモチーフとした各短編は、ミステリとしては弱いものの、解明の後に、現代人の心の風景(主に夫婦のあり方について)を浮かび上がらせているのが秀逸。裏テーマは、“パートナーにイノセンスを求めるエゴ”でしょうか。/収録作では、生活能力のない夫が、長年献身的に支えてくれた妻から何故か頻繁におつかいを頼まれるようになった――という謎を扱う「最上階のアリス」がベスト。ホワイダニットの傑作です。
先日読んだ「蒼林堂古書店へようこそ」で紹介されていたので興味を持って読了。早期退職し探偵業を始めたばかりの男(仁木)の元へ、ゴージャスな白猫と共に突然現われ探偵助手として働く事になったアリス(安梨沙)。探偵業にハードボイルドなイメージを持つ仁木の思いと裏腹に、どんどんフリルとレースと花柄ティーカップに侵食されていく事務所が笑えました。そんな彼らの7つの短編には善意の裏側の暗闇をチラリと覗かせつつも人間に対する暖かな目線も感じられます。不思議&鏡の国のアリスの知識があれば一層楽しめそうです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/05
派手ではないけど比較的日常的であたたかな謎を解決していく短編集。探偵助手が探偵を解決に導くという、逆転した立回りが面白いと思った。
ほんわかミステリ、なのかな。派手な事件は起こらないけれど、しっかり謎解きしている。表紙はアリス原典をイメージしているのだろうけど、もっと可愛らしいものにすればとっつきやすいだろうと思う。少しもったいない気も。
なんとなく頼り気ない主人公とほんわかした助手(?)本当、「春の陽のまどろみの夢」って感じのストーリーでした。「最上階のアリス」で依頼主の「考え事をするの図」には笑いましたが、裏の真実には切なすぎます。「アリスのいない部屋」での主人公夫婦の会話が愛情に溢れていて大好きです。こうゆう雰囲気を出せるのが加納さんだなぁと。「夢の愛しさ」は覚めた後に気づくものなんですよね。
『不思議の国のアリス』と『鏡の国のアリス』の登場人物を軽くモチーフにした身近な謎の短編集。これまでの加納さんの小説のような心理描写はほとんどなく、淡々と読み進める。あまり心には残らないけど、気軽にミステリーを楽しめる一冊。











