yutakahaniya
初めてのロアルド・ダールでした。「世にも奇妙な物語」放送開始時ど真ん中世代としては、懐かしい雰囲気に包まれる短編集です。また、坂田靖子「バジル氏の優雅な生活」と同じ匂いも、うっすらと漂ってきました。人間観察の底意地の悪さは、英国特有のものなのでしょうか?それとも、作者個人の資質?それにしても、意外と富裕階級の物語が多いのも、やはり、英国ならではだからなのでしょうね。

あなたに似た人 (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 22-1))
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- 12/21
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ナイスした読書家さんと感想
「チャーリーとチョコレート工場の秘密」、「オバケ桃の冒険」などのブラックなユーモアのあるお話で御馴染みのロアルド・ダール氏が紡ぐ乾いたユーモアあふれる短編集。ギャンブルでは「負けた者がみな貰う」は温かみがあるのにこちらは容赦ない結末を描いています。「おとなしき凶器」、「南から来た男」はユーモラスな語りなのにかえって巧妙に隠された狂気が際立っており、背筋がぞっとしました。そして恩田陸さんが「三月は赤き紅の淵を」の「待っている人々」で言及していた短編、「お願い」も収録されていたのは嬉しい誤算でした^^
☆6 ギャンブルに捉われてしまう人々がでてきていて、ギャンブルの不気味な魅力というのが伝わってきた。そこには理性や理屈を揺るがせてしまう何か魔力のようなものがあるんだな。切れの良い短編が多く、ミステリとしても完成度が高かった。「南から来た男」の気味悪さも素晴らしかったけど、「海の中へ」が一番好き。最後の一言がとても皮肉で笑える。







