浅木原
ノンストップで480ページ一気読み。いや面白かった! 日本政府が犯したブラジル棄民政策という愚行、その地獄から生還した者たちの、誰も殺さない痛快無比な復讐劇。陽気なサンバのリズムに乗って、清濁併せ呑んで突っ走る極上のエンターテイメント。文句なし!

ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 12/19
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ナイスした読書家さんと感想
ラストの爽快感は最高! 自分が登場人物になってしまうような感覚。垣根さんやるな! さて、衛藤さんが“四十年掛かってやっと真のブラジル人になれた”って一説がしみるなあ(嬉泣) 山本のおやじさんは、悲しい命の終り方だった。しかし、その中にも僅かな救いがあり良かった。そして松尾!切るに切れない情と組織の間で葛藤する中、やっと気付く真の魂の解放。特に、東京湾にFDごと沈み、車中から逃れて浮かぶシーン。幼い頃に両親を亡くしたアマゾンの水中シーンとシンクロしてる。すごいな!⇒続く
例え、フィクションとはいえ、ガツンと衝撃を受けてしまう作品。特に前半のブラジル移民の話は、どちらかというと表向きの成功者の話しか耳にしてこなかった我々にとって、どれだけ多くの人がその成功の影で大変な思いをしたのか、考えさせられてしまう。そういえば、今年1月、JAICA横浜の資料館の常設展を訪れた時に感じた違和感、それがこれだったんだんだと改めて思う。今年はブラジル移民制度が始まって100年の節目の年、改めてこの小説で改めてこの小説でその歴史の重みを深く感じた。
上巻ですっかり一味に感情移入してたので、キャスターの貴子が何かばらしてしまうんじゃないかとはらはらしながら読みました。結果的には復讐は遂げられ、実行犯の二人も逃げおおせたようですっきりしました。貴子の結末はちょっと意外でしたが、明るい未来を予感させる、いい終わりかたでしたね。最近の不況で首切りにあっても帰国するお金もない日系ブラジル人の話をニュースで聞いたりしますが、こういう過去があるなら余計手厚く支援してあげてほしいと思います。
ブラジル移民政策の実態は? 復讐を誓う男達が・・・ 読み応えあります!!







