砂糖
自分は死に向かいながらも彼女には生きていて欲しいと願いながら貝殻を集めるなごむ君を想像したら泣きそうになった。「この貝があれば、あと一年生きられるような気がする」の台詞が貝殻が袋からたくさんこぼれる場面でとても効果よく出てきてここで号泣しました。『曽根崎心中』の心中シーンは確かに死にゆく二人はこれでもかと言うほど美しく描写されているのに心中する場面は読んでいてとても苦しい。菜乃の言うとおり近松門左衛門の心中に対する批判だったら良いな。

“文学少女”見習いの、初戀。 (ファミ通文庫)
ナイス! ★★★★★★ -
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- 12/18
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ナイスした読書家さんと感想
★★★★☆ 心葉くんがヘタレながらもちゃんと「先輩」してるじゃないか…と読みながらニヤニヤ。でも詰めが甘いな。遠子先輩の真似をするなら、真実を暴くだけではなくて、そこに「救い」を"想像"しなくちゃ。菜乃は体当たりで「救い」をもぎとっていて、そこで不覚にもちょっと感動した。菜乃の恋がうまくいってほしいとは思わないけれど、思わず応援したくなるくらい。一生懸命で前向きな子は、可愛いね。
続編として上手いなぁ。実に上手い。菜乃のキャラも上手いしコノハの作りも上手い。ただやっぱり文学少女の白眉はコノハの心の傷だったのだなぁと思う。水妖がそうだったように、「胸抉り度」が同シリーズ他作に比べて弱いと感じた。でも好き。
軽く暴走気味だけど、真っ直ぐな“文学少女”見習い。だけど積極的過ぎ! ななせが怒るのも無理はない! でも見事に心葉が成長したのは嬉しい。後、本編に当たる『心中』に関しても、外伝にしては素晴らし過ぎ。シリーズはある意味でラノベを超えてしまっているんだが、こういうのも好き。いや本編凄かったけど。とにかくファンサービスな一作。個人的には菜乃と瞳の挿話が欲しいところだ。あとある挿絵がある意味、やり過ぎ。でも遠子の記憶しか物語に漂わないのが苦しい! 結果は分かるが菜乃と遠子を間接的に対峙して欲しい。
推理小説を思わせる物語の展開は相変わらずで嬉しい限りです。成長した心葉がなんとも心強いなと。ラストのおまけも含め、登場人物たちの会話も読んでいてとても楽しくて、何度も読み返しています。今後の展開にも期待。








