あつひめ
えー・・・どうなっちゃうの?と読み手の私のほうがドキドキしながらページをめくった。ぽっかり抜け落ちたような空間の中で独りぼっち。偶然繋がった電話・・・きっと心が繋がったのかもしれない。心の温度が同じ人と・・・。150日を過ぎても特に変化がなく電話だけ繋がる時には・・・私も一緒になって力が抜けてしまった。また柿崎君が現れた時には心底怯えた・・・。キレイな心、キヨイ心・・・北村作品によく登場するタイプだけど、本当に親身になりたくなる主人公。雨の午後の霧雨のような「・・・ただいま」には身内のようにホッとし嬉しく

ターン (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/17
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ナイスした読書家さんと感想
同じ日が何度も繰り返される ・・・そんなテーマを扱った作品。タイムパラドックスもの。 主人公の事態を打開すべく様々の事を試す所や、 同じ毎日が繰り返され、自分以外だれもいないのに ごみの始末を気にしたり・・ 物を持ち出す際に、律儀にお金を払ったりする・・・ そんな彼女にとても好感が持てました。
中盤までの二人称がとても不思議というか、少し違和感を覚えたりもしたのですけれど、慣れてしまえばさくさく。むしろ、その二人称にこそ意味があったのだと思うと、すごいなぁと感嘆するばかりです。最後の、最初の一言には思わず溜め息です。よかったなぁ。
北村の<時と人>シリーズ第2弾。しかし、構想はスキップより早く、この作品がシリーズのきっかけになっているらしい。今回の話は、交通事故がきっかけで、時間がぐるぐる回ってしまうという話。どんな一日を過ごしても、3時15分になると、一日前のその時間に戻ってしまう「くるりん」という状態になる。そしてその世界には誰一人住んでおらず、ある日、現実の世界は別の空間で時が刻まれているということが、一本の電話で分かる。SF小説のようでもあるが、それ以上に孤独を描くことによって、人の結びつきというものを感じさせる。
とにかく不思議なお話でした。作者の発想が素晴らしい。泉とコンタクトを取るあたりから話が盛り上がって面白くなります。二人が自然と恋に落ちていく様はくすぐったいような、温かな気持ちになります。柿崎が出てきた場面はどうなってしまうのかドキドキしました。面白かったのでまた読み返したい本です。
ターン、スキップ、リセットと時間ものはどれも大好きで…何度か読み返します!!
毎日が同じことの繰り返しに思えて、生きがいを感じられなくなったりすることもあるけれど、この物語はまさに同じ日の繰り返し。でもそんな毎日の一瞬一瞬を生きていられることがとても大切なんだということに気付かされた。次の日には何も残せない毎日に生きがいを見つけるのはすごく難しいことだなぁと思った。少なくとも日記は書くことができる自分は毎日生きていることを実感できる。電話が鳴ったときは驚きや喜びでドキドキして、それ以降は一気に読んだ。柿崎がとにかく怖かった。どう頑張っても逃げられない状況に絶望した。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/02
初めて読む本だと思ってたら、読んだことある本だった。電話がつながった辺りから面白くなってきた。「くるりん」という表現がいいなー。あっさりし過ぎだと思うくらいあっさりしたラストが良かった。
読書メーターで知った作品。そのキッカケがなければ手にする事はなかったのでこういう本に出会わせてくれた読書メーターに感謝です。読後感がとても良かった。レジにきちんとお金を置いたり考え方の一つ一つに好感がもてた主人公だったし、泉さんがでてきた時点で対話のカラクリが分かり、その関係が恥ずかしいくらいだったけど、たまにはこういう予定調和も悪くないです。毎日の繰り返しのような日々。でも決して同じ日は繰り返されてない。その事に気付き、一日一日を大切に生きる事の尊さを感じさせてくれる良作でした。


























