greengoke
愛とはなにか。ここで書かれている愛の形は、表面だけを追っていては見えてこないものだ。主従関係の中に互いを依存し合いながらも、そのなかに彼らは美を見出だす。こういう本を読むと、最近の恋愛風潮がバカバカしく思える。愛を割り切れる人には割り切れるなりの、割り切れない人には割り切れないものになるのだ。

春琴抄 (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★ -
コメント(0)
- 12/12
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
金子國義、井上文太に美意識を叩き込まれた。であるがゆえに、『春琴抄』はただならぬ存在感を放つ特別な作品だ。心は実在を歪め、時に純化する。そこに耽溺して生きることはこのうえなく切なく美しい。「春琴の遭難は自傷行為によるものではないか」と友人は言った。自分もまったく、そのとおりであって欲しいと思う。
大学時代に友人から薦められたのがずっと心にひっかかってて、やっと読めました。すごく綺麗な文章。淡々としていながらも艶やか。春琴の関西弁も美しかった。生きている相手を夢でのみ見ていた佐助。それは幸せなのかなぁ…









