ナイスした読書家さんと感想
読破。再読ですが、記念すべき読メ登録300冊目と言うことで、思い入れのある本にしました。今でも仕事で遅くなった夜、月が妙に明るいそんな時、ふと脳裏に本書の一節が浮かびます。「われらはもはやさまようまい こんなにおそい夜の中を。心は今も愛に満たされ 月は今でも明るいが」この詩を口ずさんだ登場人物は、そして、それを耳にした他の登場人物たちは、どんな心境だったのか。荒涼とした大地に、しみ渡るように広がるバイロン卿の詩。この先、坂を転がり落ちるように、人類は滅亡へと突き進んでいく──。(続く)
七色一味@ひとり LUPC
それを、火星の大地は傍観者のようにただ見守るのみ。科学技術だけが全てではない、そんな声が、行間から乾いた風とともに吹いてくる、そんな一冊です。 古典的SFとして名を馳せる本書ですが、私的にはこれはSFではなくファンタジーであり、叙事詩。ハヤカワ文庫の分類が、それを如実に物語っているではないですか。「NV」は、海外一般小説──いわゆる文芸作品ですから。
ナイス!
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11/24 23:58
それを、火星の大地は傍観者のようにただ見守るのみ。科学技術だけが全てではない、そんな声が、行間から乾いた風とともに吹いてくる、そんな一冊です。 古典的SFとして名を馳せる本書ですが、私的にはこれはSFではなくファンタジーであり、叙事詩。ハヤカワ文庫の分類が、それを如実に物語っているではないですか。「NV」は、海外一般小説──いわゆる文芸作品ですから。
ナイス!
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11/24 23:58
地球人のエゴに苦笑し、火星人とのすれ違いには肝を冷やすけれど、軽快な展開には美しい言い回しが散らばって詩情まで漂う。「第二のアッシャー邸」にはニヤリ。仮想未来であった年代を自分が生きてしまっている事をしみじみ思い、味わい深い面白さの最後はもの寂しさをも残す。







ブラッドベリはSF作家でもない、かもしれませんけどね^^ 彼自身は詩人だったので、詩の世界にSF的要素を取り込んだ、不条理なSF叙事詩と表現すればぴったり来るでしょうか(私的には、ですが)。
コメントありがとうございます。ブラッドベリって詩人なんですか?まったく知りませんでした。確かに面白い見方ですね。
Wikiのブラッドベリ(http://ja.wikipedia.org/wiki/レイ・ブラッドベリ)を見ると、デビュー自体はSFのようですが、O・ヘンリー賞を2度受賞しているように、短編やショートショートに重きを置いた作家さんです。ショートショートとなると、やはり英米文学では韻を踏んだ、詩的文章になるのはやむをえないかと。