haruru
幼い頃に偶然出会った「レンガ病院」の出来事をキーワードに 運命の糸が絡みに絡み合い、殺人事件の真相へ。 同時にこの「糸」の存在も明らかに! 翌年に書かれたという「変身」を読んでいたせいなのか、 もしかしたら、こういう理由なのかな・・という思いはありました。 しかし、ラストは読めなかった~東野さん、そう来たか! 「美佐子」が どうも魅力的なヒロインに思えず(行動うんぬんも・・) つい「晃彦」に感情移入しながら読みました。 まさに「宿命」 これは人間のドラマですね。 楽しませてもらいました。

宿命 (講談社文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/03
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ナイスした読書家さんと感想
第六章の決着で、犯人がわかった所で、ん!東野作品にしては面白くないと思ったら、やっぱりそうでは無かった。終章でショックが大きかった。この終章がストーリーの全て。電脳式心動操作方法と言う人体実験の話に。このストーリーの主要人物が双子の兄弟だなんて。二人と美佐子の関係も複雑。読んで見て下さい。所でこの本の主要命題、恐ろしい人体実験の事で、森村誠一の「悪魔の飽食」を思い出した。陸軍軍医中将、石井四郎の731部隊だ。敗戦で証拠抹殺された空恐ろしくなる捕虜人体実験の事実が書かれている。この本はノンフイクションだ。
皮肉にも感動的なめぐり合わせ 地元の大企業、UR電産の社長が殺された。凶器であるボウガンは創業者瓜生家のものと判明。瓜生家に向かった刑事、和倉勇作は驚愕する。かつての恋人が、かつてのライバルと結ばれた。3人をとりまく宿命とは?ライバル同士の対決の決着は?東野氏ならではの綿密に組み込まれた伏線の回収が見事。本格推理でありながらも、登場人物の背景に意外性を持たせているのも本作品の魅力。同氏の作品で、かなりのお気に入り。良い意味で伏線の回収に翻弄された。終章で明かされる真実には脱帽。ラストの一行がミソ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/30
後の白夜行、ガリレオを感じさせる。読み応えある長編。雰囲気漂う序章から、宿命のライバルとなる晃彦と勇作を主軸に、大企業が隠す謎も絡み、物語は加速度を増してゆく。殺人犯を捜すこと以上に、宿命の糸が明らかになっていく過程に重きを置いているか。ラスト、思わぬ展開に驚く。ただ美佐子との今後も深く触れて欲しかった。読後、宿命の糸に導かれた二人の来し方が思い返され、それ以上に、勇作とサナエの冒頭エピソードが悲しく思われる。そこに、まだ知らずながらの母を感じていたのか。そして母もまた知らずに子を重ねていたか。
パラレルワールドラブストーリーの手前のお話。と紹介されてどれだけ読んでも意味がよくわかりませんでしたが読み終わった後に納得でした。レンガ屋敷がプロローグで出てきて一瞬館モノと思ってしまったのは某作家の作品を最近読んでいたからであることは間違いない。宿命というか運命というか因縁というか、見えない糸に操られている物語でした。こういう三角関係を書くのはウマいなと思えた作品のひとつでした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/22
話が始まった当初、登場人物が多すぎw もう誰が誰だかw と それでも読んでると話の確信が掴めづ。 そう前に進もうとしたからわからないのでした。この物語を例えるとすれば『動画を巻き戻したような物語』ってところでしょうか。よかったです。
運命の悪戯、そうとしかいいようのない三人の運命、いや文字通り“宿命”を描いた作品。晃彦、勇作、美佐子のやり場のない感情の行方、交錯する想いが届きそうで届かないもどかしさがどんどん胸に痛切に響いてくる。率直に云えば、この3人の宿命的結び付きは、あまりに出来すぎで過激な演出で繰り広げられるお昼のメロドラマのような陳腐さと紙一重、もしくは同等であると云えよう。晃彦の真意が終章に至ってようやく読者の眼前に明かされるとき、東野氏がマジックを解くのに、指をパチンと鳴らした音が聞こえたような気がした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/22
「糸」とは?と思いながら読み進めていたのですが、最後の最後こうなるとは思いませんでした。登場人物の繋がりがだんだんと見えてくる過程も面白かったです。殺人事件の推理小説とは感じませんでした。
とにかく面白かった!事件のトリックよりもその背景にあるバックグラウンドの謎が少しづつ解けていくところに、グイグイひきこまれました。ラストの1行は確かに最初に読んじゃいけません・・・
89点…エンディングはなるほどと思わせるだけのものでした。晃彦が美沙子に対して愛情を持っていたという所にすごくほっとしました。東野作品2作目の読了ですが、多くの人に愛されているのが納得です。
題名どおり単純な犯人探しがメインテーマではなく、過去から続くある『宿命』の謎が解き明かされる。比較的淡々と話が進められるたように感じたがそれ以上にその裏に隠されている事実が徐々に明らかになってくることで自分の中で盛り上がっていった。最後はなるほど~と思わず唸らされるのは必至!!読書中・後も満足です。
殺人事件の解決よりも宿命のライバルのふたりに主眼を置いた物語です。宿命の意味はラストに回収されます。その回収の仕方が見事です。まさかこの2人が・・・。東野マジックに完敗。
タイトルの宿命に納得。なにもかもしゃべって楽にならないように壁をつくる。なんだか切なかったです。人間味のあるよいラストでした。
◎再読。レンガ病院や謎の女性の死。ノワールな雰囲気で始まる物語です。途中のボウガンのからくりは再読なので読み飛ばしたがラストは知っていても良かった。
刑事と容疑者、幼なじみの二人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される。細かく散りばめられた伏線がきちんと最後にはきちんと回収されている点はさすが。ラストまで読むと、なぜこの小説のタイトルが『宿命』なのか、納得がいく。

















