温
巧みな語りに導かれ、画面に描き込まれた事物ひとつひとつの意味を読み解いてゆく。それはとても刺激的な体験だ。次から次へと絵画の謎をたどってゆくうち、いつしか人間の負の感情うずまく迷宮の奥へとたどり着く。もはや帰り道はわからない。人間の心にぽかりと開いた、深く暗い井戸を覗き見てしまったからには。紹介される絵の1枚1枚も恐ろしいが、絵画に隠れた歴史や人間の暗部を丹念にあぶりだすこの本の存在そのものもかなり怖い。

怖い絵
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 11/30
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ナイスした読書家さんと感想
本物見たことがあるのは最後の二点だけという事実が、ああ、もどかしい…
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/19
2巻を先に読みましたが非常に面白かったので早々に1巻も。面白かったです!特に「マリー・アントワネット最後の肖像」。卑怯者の画家の悪意に満ちた処刑場へ向かうアントワネットの姿。疲れやつれはてた姿ながら背筋の伸びた姿勢、毅然とした態度が卑怯者の下司な感情を浮き上がらせているとは。そこまで説明されないと分かりませんが、すごく面白いです。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/16
同じ題材(神話とか聖書とか)でも、切り口(描く人)が違うとこんなに印象が変わるのであるよ、という本。個人的には、画中や題材のグロテスクよりも、画家自身の業がどうしようもなく現れてしまうムンクやルドン、ゴヤの諸作品に惹かれるものを感じる。
子供の頃、エドガー・ドガのエトワールを何かで見てなんとなく怖さを感じていた理由が分かりました。当時の時代背景、絵で表現されていると思われる怖さを教えてくれます。昔の日本も怖いですが、西洋も理不尽なことだらけで怖いです。これから絵を鑑賞することがあれば、違った目線で見ることが出来るかも。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/27
私の知ってる絵も知らない絵もありましたが、絵に対して感じる違和感を、こうして言葉にして表してもらえると「ああなるほどそうだったんだ」と納得できるおもしろさに引き込まれました。いちばんのお気に入りはルドンの「キュクロプス」です。あの一つ目巨人の「無表情な笑顔」は一目見た瞬間にぞぞっとしてしまうのですが、その背後にあるルドンのエピソードを知ると、また違った味わいが出てきます。知識がなくても絵は楽しめますが、やっぱり知識はあった方がより深く味わえるものですね。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/03
美術オンチな私ですが、そんな私でも興味深く面白く読めた本。むしろ美術に疎い人が読んだ方が色々と発見があって面白い本なのかも?血まみれのホラーのような怖い絵も一部ありましたが、ほとんどの絵がどこが怖いのか分からないような普通の絵。それが作者によって当時の社会背景や画家の生い立ちなどが解説されていくにつれ、この絵に描かれているものの実体が浮かび上がって見えてくるのです。絵を見て直感的感覚的に感じて言葉にできないでいる感覚を見事に言葉で表現していて、そうだったのか!と膝を打ってしまいます。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/20











