梨姫
各章の探偵役が導き出す推理の構築は、次章の探偵役によってあっさりと崩壊し、また新たに出てきた推理は次の章で水泡に帰す。移りゆく探偵役たちは、前章の探偵役が投げる推理パスを決して受け取らない。結果、「結局どういうこと?」という肩すかしをくらわせる。だが一方で、事件にはプリズムのように様々な面で光る推理があり、真実は何通りもあるように錯覚する。元ネタの「毒入りチョコレート事件」も是非読んでみたい。

プリズム (創元推理文庫)
ナイス! ★★★★★ -
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- 11/30
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ナイスした読書家さんと感想
どの推理も的を得ていて妙に納得してしまいました。こういったミステリーも面白いと思いますが、モヤモヤ感が残りますね。愚考録の殺された主婦も美津子ようなキャラだったような覚えが?好みのタイプなのか、それとも過去に相当痛い目にあったのか、変に勘ぐってしまいました(笑)
小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。事故か?それとも殺人か?事件の真相をめぐってそれぞれが推理をめぐらせる。面白いのは真相を究明しようとするそれぞれの動機。被害者の為ではなく、あくまでも自分本位なところが何とも言えないです。最後はモヤっと感が残りましたが、どうなるのかとグイグイ読めて面白かったです。★★★★
これ、好きだー!!ミステリというと、謎に対して一つの明確な解答が得られるのか普通です。けれどそれが本当に真実か、を証明する術はありません。この物語では一つの謎(死)に対して、自分勝手な探偵達が、自分の納得のいく結論に至っただけで満足し、誰も告発しません。このなんとも気持ち悪い感じが、たまらなくイイ!また限定された条件に対して、いくつもの解答があるという事実。今まで読んできたミステリ。考え方によっては「真の解答」「真の真の解答」なんかがあったりして…。







