仮名
のどかな南の島を舞台にした連作短編集。穏やかな島の暮らしと、そこで起こる少し不思議な出来事が、優しくそして鮮やかに描かれる。いつまでも手元に置いておきたい素敵な本だ。この先もたびたび読み返して、ティオたちの島へ何度でも訪れたい。

南の島のティオ (文春文庫)
ナイス! ★★ -
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- 11/28
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ナイスした読書家さんと感想
豊かな自然と人間味あふれる常夏の島に暮らすティオ。自然の美しさ・偉大さ・不思議さと、自然と人間の共生の素晴らしさを感じました。注意深く読むと、ティオの成長とともにこの南の島の生活も少しずつ変わっていく様子がわかります。
気分転換に日帰りの小旅行に出かけてきたみたいな読後感。ティオの目を通してみた島での出来事が10篇にまとめられて、その1つ1つが共鳴し合い、心地よいハーモニーを創り出しています。ちょっと不思議な出来事もありのままに受け止められるのは、人と自然の距離が都会でくらす私よりもずっと近いせいでしょうか。池澤夏樹さんの文章と世界観はほんとに素敵です。手元において何度も読み返したい一冊。





