ミメイ
☆4 上巻の冒頭、ブラジルでの過酷な生活の描写は濃密でありながら重すぎず軽すぎず、著者の筆力に思わず唸りながらも引き込まれて、そこから先は一気読み。エンターテイメントはかくあるべし、と言いたくなるような小説。面白かった!

ワイルド・ソウル〈下〉 (幻冬舎文庫)
ナイス! ★★★★★★★★ -
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- 11/06
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ナイスした読書家さんと感想
下巻のめまぐるしさが半端無い。上下巻のコントラストが見事だな、と舌を巻いた。垣根氏の描く女性の心情に違和感を感じたが、結果的に重要な一言を導き出す原動力であった事も否めない。フィクションであるものの、限りなくノンフィクションに近い作品だと思う。ただ、やはりどこかしらに”軽さ”が漂う垣根作品。ちょっとしたズレを今回も感じてしまった。好みとは少し異なるのが残念。
ラストの爽快感は最高! 自分が登場人物になってしまうような感覚。垣根さんやるな! さて、衛藤さんが“四十年掛かってやっと真のブラジル人になれた”って一説がしみるなあ(嬉泣) 山本のおやじさんは、悲しい命の終り方だった。しかし、その中にも僅かな救いがあり良かった。そして松尾!切るに切れない情と組織の間で葛藤する中、やっと気付く真の魂の解放。特に、東京湾にFDごと沈み、車中から逃れて浮かぶシーン。幼い頃に両親を亡くしたアマゾンの水中シーンとシンクロしてる。すごいな!⇒続く
例え、フィクションとはいえ、ガツンと衝撃を受けてしまう作品。特に前半のブラジル移民の話は、どちらかというと表向きの成功者の話しか耳にしてこなかった我々にとって、どれだけ多くの人がその成功の影で大変な思いをしたのか、考えさせられてしまう。そういえば、今年1月、JAICA横浜の資料館の常設展を訪れた時に感じた違和感、それがこれだったんだんだと改めて思う。今年はブラジル移民制度が始まって100年の節目の年、改めてこの小説で改めてこの小説でその歴史の重みを深く感じた。
ブラジル移民政策の実態は? 復讐を誓う男達が・・・ 読み応えあります!!









