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横転したトラックから脱走した食肉用ブタのトンコ。森の中、街の中を兄妹の匂いを追いながら彷徨う。人間に見つからないか、酷いことをされないか、心配しながら読み進める。豚を喰う人間なのに。豚舎の従業員たちの目線は優しいが、トンコの運命は決まっていた(涙)。「ぞんび団地」はすごい。映像で観てみたい気がする。これは、ハッピーエンドだよね。ラストの「黙契」。自殺した妹と残され苦悩する兄の視点が交互に描かれる。最後、あやうく涙が出そうになった。3編とも違った雰囲気でそれぞれ楽しめました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/24



ナイスした読書家さんと感想

「トンコ」は純文学や児童文学と言っても差し支えないかもしれません。。。絵本にしてもいいかもしれません。。。でも、この作品はホラーです(汗 他2編も興味深い作品でした。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - --/--

第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作である表題作品,他「ぞんび団地」「黙契」を含んだ本。この「トンコ」をホラーじゃないと言う者もあるが、ただ怖けりゃ良いのかというのが僕の意見。一部のマンガや映画にも見られるが、怖さを引き出すために余りにもグロテスクで不快な表現のホラーを敬遠気味になっていたところだった。しかしこの「トンコ」は、ブタの家族愛と対照に、逆に人間の持つ怖さというものを切ないほどに哀しく歌い上げた物語。他の作品とともに人間の愛情というものを際立たせる、雀野さんの秀逸な文章表現に、賞賛を送りたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/01

ホラーの新人賞受賞作って、どれもオリジナリティにあふれててミステリーに比べると既読感がない。つまり、あ、またこのパターンね、みたいなのがない。この作品もそう。どんな話か想像がつかないところにもっていかれた。ホラーって面白いんだな。三編入りですが、どれも違った味わいで楽しめました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/27

表現が生々しく、うっとなるところもありますが、ホラーだけでは括りきれない作品でした。どの主人公にも哀しみを感じる。行き所のない感情、哀しい結末。「あちん」も読んでみようと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/30

「生姜焼き」にこれほど心を揺さぶられた経験は初めてだった・・・。しかし、これが「ホラー」だというのは、それだけ我々人間の側の自覚が足りないことだよね・・・
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/24

優しい養豚場のオジさんも、けっしてトンコの仲間ではなく、あくまで「殺す側」の人間なんだなぁ。家畜という存在の悲しさ・刹那さ・寂しさを想像すると、この世の中がちょっと違った角度から見えてくる。そして思いもしなかった残酷さにぶち当たる。生きること、殺すこと、食べること…なんだかいろんなことを考えさせられ、単に「怖い」という感情だけではくくれなくなる不思議なホラー小説。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/06

ko1
兄弟思いの脱走豚トンコ。リンゴをたくさんあげたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/06


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