goldius
ユーモア短編集。推理小説なので、超能力者を笑い者にするパターンは多いが、本作は知性と教養溢れる名探偵をも笑い者にしてしまった点が新しい。

風が吹いたら桶屋がもうかる (集英社文庫)
ナイス! ★★★ -
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- 07/05
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ナイスした読書家さんと感想
フリーターの余り役に立たない超能力者、パチプロでそれも推理があたらない安楽椅子探偵、この二人を同居人に持つ牛丼屋でアルバイトをする主人公。この主人公のもとに、超能力者の噂を聞きつけた、何故か美人の女性が、事件の解決を求め押しかけるという短編連作集。風が吹けば桶屋が儲かるというが、この話のように一応各物語は、「風が吹けば、・・・、桶屋が儲かる」の話のように続いてはいるが、それぞれ各章のタイトルと中身は全く一致しない。それも、結局本編での推理と事件解決が一致していないように、関連がないという意味なのだろう。
この本に出てくる超能力者・ヨーノスケは、僕ことシュンペイに言わせると「低能力者」というくらいで、到底そんなレベルのものではないのだ。が、そのうわさを聞きつけて相談にやってくる…のは、おきまりの「美女」。ヨーノスケの能力ははたして役に立っているのか、そしてもう一人の同居人・イッカクの「論理的な推理」は真相をついているのか…、といったような話が続く、連作短編である。読み進むごとに面白い。繰り返しの美、というか「水戸黄門的お約束の黄金率」というか、面白いです。





