ちぎれ雲
カタカナで名前が出てくる人と、ふつうに漢字やひらがなで名前が出てくる人と、作者はどういう基準で使い分けているのかなあと、気になってしまう。カタカナは、せめて主人公だけでいいのでは?話そのものは、面白かったです。

婚礼、葬礼、その他
ナイス! ★★ -
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- 11/23
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ナイスした読書家さんと感想
表題作はなんとも気まずい共感を覚える。社会に生きていれば、こういうわずらわしさは常にある。あるけど、それが嫌だと口に出して言ってはいけない雰囲気が、冠婚葬祭には確かに存在している。
なさそうでありそうな一日の顛末を、淡々と描いた佳品。ともすればドタバタ喜劇で終わってしまう内容を精緻な心理描写で無理なく引き込み、最終的には共感の嵐。不器用で間が悪く、うまくいかないなぁ感を身にまとっているヨシノに入り込み過ぎたのか、切なさと諦念、怒りと哀しみ、そして空腹(?)が襲い掛かってきて読後はプチ虚脱に。細かいユーモアやシニカルな視点など津村さんらしさ満載で楽しめたが、「その他」の部分をもう少し読ませて欲しかった。『冷たい十字路』では、乾いた冷たさが今後ミステリもいけるのではと期待させる。




