ベルガモット
2作とも「何で私がこんな目にっ」という、イライラ感満載。特に表題作は、共感しつつ笑いながら読んでいたものの、だんだん心がヒリヒリとしてきてしまいました。

アレグリアとは仕事はできない
ナイス! ★★★★★★★★ -
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- 11/23
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ナイスした読書家さんと感想
この世はなんていろんな物が絡み合っているんだろう。コピー機の調子ひとつで何かが決定的に変わったりするのだ。はじめは主人公のぎりぎりさにひやっとするけど、そのうち、ちょっと見にはささやかながらぱっと空気が変わる。両作品ともうならされ、気持ちいい。
1台のコピー機がこれまで円滑だった人間関係に影響を与える「アレグリアとは仕事はできない」、地下鉄で起きたある事件を様々な人の視点で描いた「地下鉄の叙事詩」の全2話。1台のコピー機に翻弄される彼女に思いっきり共感しました!急いでいる時に限って表示される「ウォームアップ中」。ホントこの時どれだけ殺意を覚えることか!アレグリアを性悪とし、憤りを感じながらもどこがダメなのか分析するところが面白い。読んでいて楽しかったです。「地下鉄」は「アレグリア」の話がインパクトありすぎてちょっとかすんでしまいました。★★★★
洒落の効いたタイトル。内容は、生真面目なOLによる怒りの業務白書とでも言いましょうか。時に勃発するOLミノベとアレグリアの内紛、それにまつわる関係者とのやり取り、理不尽な思いと共感者のいない孤独などほぼ「あるある話」なので、どんどんミノベに同化してイラつき指数が上昇、怒りのマグマが大噴出!でした。津村さんの描くリアル過ぎて笑えない、いや笑える「お仕事モノ」はいつも本当に見事。仕事を選び人も選んで世を渡る「性悪女」との付き合いにはルールも作法も無用なり。この教訓、いつか活かせるかな?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/08
ロボットとかじゃなくて、ただの機械コピー機そのものに対して人に対するような感情を抱くっていう、ありそうでなかったすごく新鮮な視点で物事が細かく描かれていると思う。イライラが伝わってくる。
この物語は、ミノベとアレグリアの戦い。ミノベの仕事は、地質調査会社で取引先に提出する資料の製本。このために、大型書類を大量にコピーしなけれがならない。なのにアレグリアときたら…。品番YDP2020商品名アレグリア。アレグリアと真っ向から戦うミノベが凄い。怒鳴りつけたり、飛び蹴りをくらわすかと思えば細かくデーターを取って無能力ぶりを分析したり…。ミノベが凄いかと思えば、アレグリアの性悪ぶりも堪らない。津村さん、ちょっと読みにくいんだけど、総合評価は『ポトスライムの舟』を読んでからにさせていただきます。
表題作、誰もが一度は似たようなイライラを感じたことがあるのでは?機械に対する苛立ちはもちろんだけど、「こんな些細なことにイライラするのは私だけ?」という苛立ち。これの表現が実に見事!満員電車の方は、地方都市に住んでるため、ほとんど経験したことはないのですが、リアルさは伝わってきました。やはり上手いです、津村さん。
表題作がおもしろかった!ミノベの怒りっぷりとアレグリアの気まぐれが見事に融合して、読んでるわたしまでイライラ。ラストはちょっとしんみりした。なんで登場人物がカタカナ?










