弟に借りて読了。謎よりも、登場人物たちの人間関係の方が色濃く残った。特に、大人びた印象だった太刀洗が感情を吐露した場面が印象深い。それにしてもマーヤに比べたら、なんと自分は甘い世界で生きているのかと情けなかった。何一つ知ろうともせず生きてきた自分が、ちっぽけで悲しかった。

さよなら妖精 (創元推理文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/20
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ナイスした読書家さんと感想
幕切れが突然で衝撃的すぎて、どう感想を書いていいか戸惑う。1991年春、地方都市に住む高校生たちと、遠くユーゴスラビアからやってきた少女マーヤとの出会い。互いの国の風習に興味を抱いたり驚嘆したり、それ自体が「謎」となる毎日。ふうん、ボーイミーツガールものかあ、青春だー。なんて思っていたのに・・。ユーゴスラビアってそういえば今は無いんだと改めて思った。90年代前半、戦火の中を駆け抜ける人々がいたとしても、当時の私は世界情勢より自分の毎日で精一杯だった。その事実を少し苦く思う。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/10
しろいるか@灯れ松明の火
みくりあさん、皆さんのコメントでお見かけしましたが未読です^^;確かアンソロジーですよね?米澤さんのはこの作品のスピンオフだとか。そちらもぜひチェックしてみます(^^)
ナイス!
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10/12 08:30
みくりあさん、皆さんのコメントでお見かけしましたが未読です^^;確かアンソロジーですよね?米澤さんのはこの作品のスピンオフだとか。そちらもぜひチェックしてみます(^^)
ナイス!
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10/12 08:30
マーヤfromユーゴスラヴィアという設定が、日常のナゾ系小説に複雑な余韻を添えており、著者の代表作と言われるのが理解できる一作。「想像力だけではマーヤの日常につながることができない」(解説より)の指摘に深く頷いた。この世界のどこかではまだ内戦があり、民族同士の深い溝があり、それでも未来を思い描いて真っ直ぐ前へ前へと進む人たちがいる。その人たちが架ける新しい橋の真ん中を堂々と歩ける世界になってほしい。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/05
日常の謎いくつか系だけど、メインはかなり壮大。日本人なら当たりまえのことが、マーヤの一言で再確認させられるのが面白い。ミステリーというより青春小説の感じで、ラストはせつない。少々古くはなるユーゴスラビアの情報も興味深いけど、紛争がからむだけに重く、苦い。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/10
再読。米澤穂信さんの作品の中でいまのところ2番目に好き(1番は「古典部シリーズ」)なのはキャラ読みだからかと思う。主人公守屋視点で語られるヒロインマーヤのイメージを高めれば高められるほど青春のきらめき、そしてマーヤに対する守屋の憧憬とときめきを感じる。そしてラストの真実を告げられたとき、初めて読んだときはショックが大きかった…せっ、せつなすぎる。ほろ苦いどころじゃない。その前半の明るさとラストのせつなさの対比がこの作品を自分の中で印象深い一冊としてる。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/08
日本とはまったく違った異国から来た少女と、過ごすなんでもない普通の日常。けれど、その日常は日本だからの世界であって、少女には少女の世界がある。世界は一つなんてのは、まだまだ理想郷なのかもなあ。かといって、そこを目指すには僕らはまだまだ無力すぎるのかもなあ。Ni!
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/26
読後に色々考えてしまった1冊。太刀洗さんのとある台詞が、よかった。
むむむ!出だしは正直進みが悪かったのですが、かなり深~って感じです。ユーゴの件・人と人・・・今までの米澤作品の中で、一番のてんこ盛りだったかも。太刀洗は完璧に関めぐみさんでした。かなりヘビーな作品でしたね・・・太刀洗は守屋のことが気になってましたよね・・・?
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/16
再読:誰も気にしないような小さなことに疑問を持った好奇心旺盛なマーヤを、3人の友人達が論理的に解いて導いていく日常系ミステリ。マーヤが帰国した後は日記や記憶を頼りに『彼女がどこへ帰ったのか』を探していく。過去と現在を交差させることで、一つ一つのエピソードが繋がっていくように感じた。彼女は何気ない日常にも謎は潜んでいるのだと教えてくれた。終盤は空しいような悲しいような『青春』に潜む暗澹した面が強くにじみ出ていた。切ないかな。ユーゴスラヴィヤについて考えさせられた作品。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/14
owl_lmo@復旧中
講演会レポとしてはhttp://d.hatena.ne.jp/ryou-akiyama/20060617が詳しいですね。シリーズとして描かれるのであれば、やはり古典部以上に姉が出張っていた気はしますが、マーヤがもたらす力なき喪失を描くには古典部では出来なかったでしょう。wikipediaにも記されていますが「ナイフは失われた思い出の中に」がアンソロジー「蝦蟇倉市事件2」にあります。気に入ったのでしたら是非。著者はこれ以外にも短編を作ってベルーフと定義していますので、何年かしたら一つの短編集になるかもしれま
ナイス!
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01/17 20:09
講演会レポとしてはhttp://d.hatena.ne.jp/ryou-akiyama/20060617が詳しいですね。シリーズとして描かれるのであれば、やはり古典部以上に姉が出張っていた気はしますが、マーヤがもたらす力なき喪失を描くには古典部では出来なかったでしょう。wikipediaにも記されていますが「ナイフは失われた思い出の中に」がアンソロジー「蝦蟇倉市事件2」にあります。気に入ったのでしたら是非。著者はこれ以外にも短編を作ってベルーフと定義していますので、何年かしたら一つの短編集になるかもしれま
ナイス!
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01/17 20:09
雨の日に出会った妖精マーヤ。彼女を通しておとぎの国を垣間見る高校生を描いたファンタジー!その世界は6つに分裂し、今にも消えようとしていた!・・・・・・ウソです。マーヤは遠い国から来た、魅力的だけど普通の17歳の少女。物語は、彼女の去った後その出身地を探るミステリーになっています。遠くない過去、現実に存在したユーゴスラヴィア。それが異世界のように遠く感じる自分に愕然としました。やるせなく、虚無感すら漂うラストでした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/10
いやぁ、日常の謎+ユーゴスラビアについての話は興味深く読みました。最後はもう、どうしていいかわからない。。なんだか、なんだか、力のなさを痛感させられるような話でした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 03/15
やられた。なんなんだ、この喪失感は。「自分の手の届く範囲の外」の出来事。それでも助けたい妖精。変わりたい自分。「いつか」を信じて口を噤んだマーヤとセンドー・・。世界は目に見えるよりずっと広く、ずっと遠い。
難しい題材。社会問題ですね。切ないですけど考えさせられる。苦手な人も多いと思うけど、10代に読んでほしい1冊です。
「わかってしまう」ことと「わからないでいる」こと、どちらがより辛いのだろう、と思いながら読んでいた。「わかっていなかったことを思い知る」ことは本当に頭を殴られるような衝撃で、確かに辛いけれど、それでも私はこの物語のラストが嫌いではない。2004年初版で、描かれているのは1991-1992年。ここに来てようやく「完全な同い年ではないけれど、作者とはどうやら<同世代>感を共有しているようだ」と感じることができた。
何度読んでも、感じる想いは変わらない。今回は太刀洗万智の感情の機微を追ってみたが、彼女も何ひとつ報われていない。そんな気がした。
★★☆☆☆ 自分が生きている時代に起こっている出来事、一緒の時代に生まれ、そして去っていた人々のこと、世の中には計り知れないほどの知らない世界、知ろうとしなかった世界が広がっていることを痛感させられます。作品的にはテンポが遅いので読み進めるのがちょっと辛かったかな。マーヤの心の中を彼女の言葉で聞いてみたかったです。
◎ 自分がいかに世界のことを知らないか、知ろうとしていないかを思い知らされました。知らなかったのは外国のことだけではありません。郵便マークのことも紅白のことも初めて知ったし、自分の姓の由来だって知りません。あぁ、情けなや。
久々に読み進めるのがつらい作品だった。理由としては、戦争が絡んだ話だったのと、主人公である守屋にほとんど感情移入できなかったからだと思う。内容的に面白くなかった訳ではないんですが、どうしても上段から決め付けてしまっているような守屋の言動は、読んでいて楽しくなかったんですよね。こればっかりは好みの問題なのでどうしようもないです。ラストを受け、あの4人が今度どうなるのか。少しだけ気になります。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 06/29
☆9 ただの日常ミステリや青春ミステリという軽い作品ではなかった。他の国への関心の薄さを知り,分かると思っててもそれは理解には及ばず,所詮は幻想の中の事物に過ぎないと思い知らされた。幻想の中の妖精に手を貸そうとしたが,それが現実のもので決して手の届かないものと理解してしまった時,伸ばした手をどうすればいいのか分からない,無力感が溢れていると思う。マーヤの何気ない「そんなもんです」という言葉が痛い。




























