柚
ゾッとするお話、優しいお話など盛りだくさんでとても楽しませて頂きました。「二階扉をつけてください」は恐ろしい。表現もリアルでゾッとしました。「動物園」は自らを動物に観せる能力がわくわくして面白かったです。会社の設定や主人公など、廃墟建築士の「図書館」と似た雰囲気を感じました。「送りの夏」も良かった。動かず話すこともない人々と共に暮らす人々に切なさを感じました。死を受け止めるために必要なこと。大切な人との別れをきちんと自らの決意の上で行うことができる、こういうお別れも良いな、と思いました。

バスジャック (集英社文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/19
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ナイスした読書家さんと感想
面白い!短編集で、こんなに充実した気分になれたのは久しぶりです。最初の二階扉でぞっとし、途中ホロリとせつなくなったり.... バスジャックにハラハラし、動物園で不思議な感覚を覚え、最後はふっと胸が熱くなりました。ストーリーひとつひとつの内容が厚い。考えもつかないヘンテコな世界を、少ない文章で楽しめる、凄いことだよなぁ.... 読んで良かった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 03/08
かなり、いや!物凄ぉ〜く独特な世界観の短編が七つ収録されている一冊。どの物語も最初はありえないと思いつつも当たり前のように話が続く。それが強引ではなく(いや!強引か?)気づくとどっぷりその摩訶不思議な世界に浸かれてしまうのだから凄いというか何というか。<二枚扉〜>では業者のトンチンカンぶり笑い、<バスジャク>では「一行目でいきなりそんな事言われても…」と呆れ(良い意味で)、<動物園>では主人公の仕事っぷりに感心し、また<送りの夏>では切なくて目が潤んでしまった。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 08/17
日常と非日常の狭間の七つの不思議な物語が描かれた短編集。作者の別の作品もそうだが、心が温かくなる話もあればブラックな話や唐突な設定の不思議な話まで、振り幅が広いが印象に残る作品が多い。今回は「雨降る夜に」、「動物園」、「送りの夏」が印象に残った。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/26
これは傑作でしょう。タイトルのイメージで損をしていると思う。どこか不思議な印象の7つの短編中編。「二人の記憶」「送りの夏」が好きです。優しかったり、辛口だったり、一筋縄ではいかないけど、、、、「となり町戦争」よりこっちの方が好きかも。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 05/28
端正に不思議世界に連れ込まれる7短編。「二階扉をつけてください」「バスジャック」はこの作者らしい、荒唐無稽な行政的設定が楽しめる。ちょっと毛色が違う「しあわせな光」「雨降る夜に」は超短編の中に、不思議さと安らかさを同居させていて、けっこう好き。ラストの「送りの夏」は人とのつながり、別れ、家族の関係などを描いた白眉ともう言うべき作品。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/27
バスジャックブームだったり、町中が二階に扉をつけるっていう発想は、ちょっと原宏一っぽさも感じた。ありえない世界なんだけど、きちんと完成されているので違和感なく入っていけて笑える。好き嫌いは別れるかもしれないけど、私は結構好き。
基本的にはそんなに好きなタイプではないのですが、超不思議ワールド?ナンセンスワールド?を堪能いたしました。二階扉、動物園、送りの夏どれも印象深く記憶に残るいい作品だと思います。しかしまあよくこんなこと思いつきますね。★★★☆☆
ずいぶん前に『となり町戦争』を読んだとき。突拍子もない設定に頼ることなく、それはそれとして淡々と過ぎていく物語の中の日常描写に、いつの間にか取り込まれている自分を感じました。本作は短編集ですが、やはり不思議な設定を持ち込みながらも、描き出しているのはそこで暮らし、生き、死んでいく人たちのありのままの姿です。私が気に入ったのは、「二人の記憶」です。愛し合う二人でも別個の人格であって、すべてを共有できるわけではない。でもだからこそ、わかり合っていく喜びがある。そういうメッセージを感じました。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 01/23
三崎亜記氏一流の奇妙な世界観、藤子不二雄風、または辻村深月風に言うとS・F(すこし・ふしぎ)な世界を垣間見できる短編集。氏の作品には、なにか不思議な吸引力があります。設定は奇妙なんだけど丁寧な描写によって、いつの間にかその世界に没入し感情移入している。そんなバカな(笑)と可笑しいものもあれば、世相や生死について、ふと考えてしまうものもあり、読了後はその不思議なリアリティにしばし酩酊しました。
今まで読んだ三崎亜紀作品はすべて図書館で借りていましたがこれだけ無かったので文庫で購入。多分初期短編なんだろうなーと、思いつつその後の三崎ワールドリンクを思い出しつつ短編「バスジャック」や「動物園」は楽しみつつ読了。「送りの夏」は三崎亜紀さんらしい喪失がテーマ。「二階扉をつけてください」今回これが不思議すぎてうまく入り込めなかった…ホラーだとは思ったけれど、そこにいたるまでの過程がうまく飲み込めない上消化できず読了後もう一度読んでみたけれどやっぱり疑問がのこってしまった。少し不思議どころではない。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/25
単行本で読了♪ このたび文庫本を購入しました(^o^)v
ある意味SFです。「となり町戦争」とはまた違った味わい。温かい話なんだけど不思議なことにはどこか冷静な話が多かったです。それにしても「二階扉をつけてください」は安全装置ぐらいつけようよ、と思ってしまったのは本読みとして駄目なんだろうか・・。
ラストで冷や汗が流れるものから、じんわりと胸にしみるもの、エンタメ性の強いもの等々、味わいの違う短編を各種取り混ぜ7作収録。それぞれ日常と非日常がうまいこと融合してて、不思議な感じが醸し出されてます。個人的には「動物園」「送りの夏」が好みかな。「二人の記憶」は最初???だったのですが、反芻してる内に違う読み方もできる気がしてきて、再読するとまた少し違う印象になるのかも知れない。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/07
アイゼナハ@灯れ松明の火
【ネタバレ注意】巻頭の「二階扉をつけてください」のインパクトにやられ、てっきりそういうブラックな短編集だと思い込み、どこで落とすつもりかと身構えて読んだ「しあわせな光」…フツーにいい話じゃん。これって、作者の手の内で踊らされたことになるのかしら?ちょっと悔しい。
ナイス!
-
07/07 09:43
【ネタバレ注意】巻頭の「二階扉をつけてください」のインパクトにやられ、てっきりそういうブラックな短編集だと思い込み、どこで落とすつもりかと身構えて読んだ「しあわせな光」…フツーにいい話じゃん。これって、作者の手の内で踊らされたことになるのかしら?ちょっと悔しい。
ナイス!
-
07/07 09:43
不思議?知らないかもしれないけれど、よくあることなんだよ?っていうノリでどんどん話が進んでいく感じ、大好きです。実際、理由や仕組みを知らないまま言葉だけでなんか納得しちゃってることってありますよね。
「二階扉をつけてください」「動物園」「送りの夏」が面白かった。世にも奇妙な物語っぽかったけど、映像で見てみたいです。
ショート・ショート・ストーリーの2つがどちらもぽっと温かくてお気に入りです。あと、表題作も。いいですね、バスジャックがエンタメ化なんて。私も一度乗ってみたい。でも、黒い旅団のはハードそうだからやだなぁ。
この方の発想はいつも変わってるなぁ~って思います。「バスジャック」はオチが面白いですね。一方で「送りの夏」は切ない感じでよかったです。一番面白かったのは「動物園」是非どんなものか見てみたいです。
独特の世界を書く人だなぁと。。「送りの夏」が良かった。
日常ながらどこか不思議な短編集。「二階扉をつけてください」のラストはほとんどホラーだとおもいます。本のタイトル「バスジャック」はもう少し長いお話だと設定の奇抜さが生きたのかなと思いました。短い短編もよかったですが、「動物園」と「送りの夏」が特に良かったですね。
読友さん!お薦めありがとうございます。三崎亜記さんほんとにいいですね。バカ正直に、帯に書いてある通り41ページから読み始めました。「送りの夏」が一番でした。麻美がこのひと夏で、人間的に二廻りは大きくなった事に、木の上からじっと見守る・・・それが親なんでしょうね。「動物園」もいい。三崎亜記さん絵画も嗜まれるそうで、シュルレアリスムな絵なんでしょうね、きっと。「二階扉をつけてください」やられた!この感覚暫く忘れてましたね。あ、忘れてた。二階扉のご主人さん。回覧板ぼーと、見つめてないで玄関横にダッシュ!
三崎さんらしい不思議ワールドが広がっていました。どうも私は三崎さんが書く失われる物語に惹かれるのかもなぁ~どれも良かったけれど「送りの夏」がぐっときました。
となり町戦争にはまり、この本も読んでみることに。この本まるごと「世にも奇妙な物語」みたい。じわっときたのは「送りの夏」。水族館の例えとか、この人はどんなめがねを通して世界を見てるんだろう…はじめは不気味な話かと思ったけど、そんな送り方があってもいいよな。現実の送り方ってとてもスピーディーで、実感がないまま終わっちゃうもん。でも私、自分の手では送れないなぁ。。残った疑問。晴美さんはなにをしているんだろう。











































