カルーア
鋭利な刃物で身を切られるように、人生が痛みに満ちている。単純に手に手を取り合えれば幸せになれたのかもしれないけど、そうもいかない人生。それでも生きていくということ。

素数たちの孤独(ハヤカワepiブック・プラネット)
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- 11/18
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ナイスした読書家さんと感想
隣り合っているのに、決して交わることのないもの。それは素数であり、親友であり、恋人であり、家族である。心に傷を負ったマッツィアとアリーチェ。2人の恋愛模様を軸に読むと物足りないのだが、それはきっと作者の意図しているものではない。ヴィオラのパーティーで2人が手を繋いで現れたシーン、その、2人で1人であるかのような姿が目に浮かぶ。映画版で最も観たい場面。ラストは決して明るいものではないが、一筋の希望の光が2人をそれぞれに照らすかのようで、美しく、優しい。それにしても、数字って小説のモチーフとして優秀だなあ。



