弓月紺
インターセックスを題材にした作品を世に出すと言う心意気はすごいと思う。ここにもあるように、100人に1人くらいの割合で、性別に何らかの問題を抱える人がいるほどの問題なのに、世間は臭いもののように蓋をするところがありますし。その面からいうと大変詳細で良かったのですが、果たしてサスペンスにここまで絡める必要があったのか?というのも一つ。あとは、サンビーチ病院のブルジョワっぷりの描写が多すぎ。正直いらない。主人公が羨望を集めてると言うことでしたがそれもイマイチピンとこないし・・・冗長だったように思います。

インターセックス
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- 11/18
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ナイスした読書家さんと感想
インターセクシュアリティに関わる文章には力がこもっていて、ひきこまれた。この前の作品を読んでいないのだが、本作のテーマと院長にまつわる諸々はまるっきりかけ離れていて唐突な印象を受ける。テーマにのみ絞り込んだストーリーでも十分だったのではないだろうか。
男性・女性としてではなく、人間としてどう生きるか…大切なことだと思います。物語にあるように、2つの性でなく5つの性に分ければいいのに。しっぽがちぎれたキツネの子が、ススキを使ってごまかす話も印象的でした。間違ったことでないなら、堂々としていれば、そのうち陰口を叩く方が恥ずかしくなる…そのとおりですね。人として優しく強くなれるようなテーマでした。ただ、物語の進み方や展開がぶっ飛んじゃって、テーマがよかっただけに残念。登場人物も環境もあまりに「できすぎた」感があったので。機会があれば関連本も読んでみたいです。
舞台は「エンブリオ」から5年後。サンビーチ病院長・岸川は産婦人科医・髙木が被告になっている公判で弁護側証人として証言する。法廷には、かつて髙木の指導を受けた秋野翔子がいた。公判後、秋野は岸川に挨拶する。この小説の主人公・秋野の登場である。市立病院に勤務していた秋野を、岸川はサンビーチ病院に引き抜くことに成功する。赴任直後、秋野はドイツに出張し、インターセックスの集まりにオブザーバーとして参加する。インターセックスに苦しみ、それを乗り越えようとする人々の姿を目にして、日本でも同様の集まりを作ることを決心。
エンブリオもこちらも、読んでよかったと思う本でした。読後、本当にいろいろなことを考えさせられます。心に残ったこと、薄れて忘れてしまわないように、とも思います。
とても興味深く話が展開したが、前作のツケをこちらにまわしてしまったので、終わりがイマイチ。








