とも
推理小説のある意味原型で更に反骨精神もある作品。渡されたチョコレートを別の人にあげてその人の奥さんが亡くなる。単純にこれだけの事件なのですが、それを数人が推理しまくるのです。推理してはひっくり返される。ひっくり返されてはまた別の推理が出る。この繰り返しで推理合戦が展開されていきます。説得力が一人一人あるので私なんか毎回これか!と思いつつ読んでいました。誰がどういうことを言ったか、誰が推理の何に注目したか、誰が秘密の情報の何を知っているか。それぞれが違っているのが最後の方の一覧表でわかって興味深かったです。

毒入りチョコレート事件 (創元推理文庫 123-1)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 11/16
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ナイスした読書家さんと感想
読書会用に再読。高1で読んだときには、一体何が面白いんだかさっぱり分からなかったのでした。だらだら推理があって、うわぁ退屈ぅ、という。ところが今読むとめっちゃ面白いじゃないですか。思った以上にどの推理も読ませます。かつどの推理も証拠が乏しいというのがミソ(そうじゃないと最後がこうならないわけだし)。そして自分は、やっぱりシェリンガムは好きになれないなと思いました。そして自分は、やっぱりチタウィック氏は大好きだなと思いました(『試行錯誤』を読んで以来ファンです、さ、サイン下さい!あともっと自信持って!)。
毒入りチョコレート殺人事件について、「犯罪研究会」のメンバー6名がそれぞれ独自の推論を構築し、披露しあう。この推理合戦がなかなかおもしろい。そして実にマゾ向きな小説だ。でもわたしはこの作品の形式を踏襲したドM向き作品、貫井徳郎著『プリズム』を先に読んでいたので、平常心で臨めた。原題"The Poisoned Chocolates Case"
☆9 一つの事件を六者六様の論理によって,それぞれ独創的な解決がなされていたが,その一つ一つに納得させられてしまう。キャラがいいので自説への自信からくるプライドの削り合いがまた面白い。こういう形式好きです!
今までにないミステリのあり方。これほどまでに終始堪能出来るミステリがあったとは。わくわくとページをめくり、犯罪研究会のメンバーが次々に発表する推理に頭の中が心地良くぐるぐる。そうして最後にはしてやられた!の清々しさ。ラストの締めくくりは最高。シンプルな事件に対して6つの推理と解決策を提示している点は味わいがいがあるというもの。推理って面白いなぁをしみじみと実感させてくれるのだ。
友人宛にチョコレート製造会社から送られた新製品を試食したところ、夫人は死亡し、夫は命を取り留めた。会長以下6人のメンバーたちによる同一事件に示される6種類の視点と証明法。それぞれの人達が語りだすときこそ、正解だ!と思うものの、色々な視点からの調査は興味深い。
















