こぶた
★★★★ もどかしくもある(特にマッティア)のだけど、二人の純粋さが心に沁みた。それぞれの親に対する気持の変化に、ものすごく共感できた。

素数たちの孤独(ハヤカワepiブック・プラネット)
ナイス! ★★★★ -
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- 11/14
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ナイスした読書家さんと感想
隣り合っているのに、決して交わることのないもの。それは素数であり、親友であり、恋人であり、家族である。心に傷を負ったマッツィアとアリーチェ。2人の恋愛模様を軸に読むと物足りないのだが、それはきっと作者の意図しているものではない。ヴィオラのパーティーで2人が手を繋いで現れたシーン、その、2人で1人であるかのような姿が目に浮かぶ。映画版で最も観たい場面。ラストは決して明るいものではないが、一筋の希望の光が2人をそれぞれに照らすかのようで、美しく、優しい。それにしても、数字って小説のモチーフとして優秀だなあ。
タイトルと著者が物理学者ということから、勝手に想像じてたものとはかなり違う内容だった。恋愛ものっていうよりは、傷を抱えた少年と少女が成長していく話なのかな。静かな印象の文章で丁寧に心理描写がされていて、雰囲気のある本だった。
双子の妹に対しておかしてしまった過ちで心に深い傷を負ったマッティァと、父親に無理に習わされていたスキーで大怪我をし心身ともに後遺症が残ったアリーチェの出会いと成長に伴い、二人の立場から交互に書かれた物語。
天才的に数学の才能があるマッティァが惹かれる双子素数という概念が、物語の核になり、題にもなっています。孤独な二人がどのように成長していくか見守りたい気持ちで、読み進めました。
双子素数という概念でとらえる人間関係と、天才的な数学者としての才能を持つマッティァが非常に魅力的でした。





