11番
登場人物全員がまんべんなく苦手で、前作を読んだ後に次はもういいかと思ったのに、つい靴下の匂いを嗅ぐような気分でやっぱり読んでしまった。だって自分でも認めたくないけど惹かれるんだから仕方ない。表題作の姉妹の関係を絡めたストーリーも素晴らしかった。でも「わたし」のキャラクターがどうにも受け入れられない。次の靴下も買ってあるのですぐに匂いを嗅ぐか、時間を置くか迷ってしまう。

夜の蝉 (創元推理文庫―現代日本推理小説叢書)
ナイス! ★★★★★★★★★★★ -
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- 11/12
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ナイスした読書家さんと感想
前作のように澄んだ空気のような文章は心地よく清涼感さえ覚える。それも私と円紫さんのもつ間にとても合っていて、だからこそ私と円紫さんにすごく好感が持てる。人間の影のような悪意に一瞬ゾッとさせられるけど、二人の人柄や夜の蝉の最後のエピソードもあり読み終わりは心穏やかな気持ちになった。
精神的に嫌な事件や、正ちゃんが隠す星座の理由、姉と私の姉妹関係など、いろいろ印象に残ってる。なかでも1番印象に残ってるのは江美ちゃんの事。ショックや・・・、次作読みたくないわ・・・(笑) 全体的に内容は今回も素人には不親切な気がした。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(1)
- 08/22
登場人物の育ちの良さを感じさせる言葉遣いや立ち居振る舞い、容易に脳内イメージできる感情表現や背景描写、そして「うーん」と唸らせる論理的な推理展開 上手いですぅ!! ただ・・・ 「餡ドーナツ」の「あんどーさん」とか「この雨を君にあげよう」、「つー、ゆー」とか、おやじギャグに降参!! <(^_^;
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 07/19
私の中で、このシリーズはミステリーではなくて「私」の成長を描く長編小説という感じです。文章から染み出るような独特の雰囲気、表現力、話し言葉の魅力。読むたびに自分の浅学にがっかりするけれど、このシリーズの空気にはまっています。表題作もすばらしかったけど、3作全部すてきだった。シリーズ最後までゆっくり大事に読もうと思います。
それまで顔を見せなかった北村薫が、メジャー入りし覆面をとったきっかけともなる、円紫師匠と私シリーズの2作目がこれ。タイトルの「夜の蝉」他2編の中篇になっている。あいかわらず、北村のやさしい言葉遣い(これは円紫師匠のキャラクターがそうさせているのか・・・)と、ミステリーとは一味違う謎解きが絶妙。和歌や古典文学、それに「鰍沢」や「つるつる」など古典落語の話を謎解きの事件に組み入れるなど、巧みな物語の展開に興味を惹かれる。ただ、残念ながらストーリーとしては第一作の方が僕好み。
【図書館】姉の恋が切ない。












