なごみ
ほんと最後の最後まで扉は閉ざされたままで、一体いつ開くのか気になって気になって・・・。臓器移植カードを持っているということは、縁あって提供する相手の命も預かる位の気持ちでいる人が望ましく、確かに、もし自分がされる側であったら微塵の不安もない心身ともに健康体な人であって欲しいと思うだろうな。動機を思うと若干疑問はあるけれど、長い付き合いであっても分かり合えないことは当然あるし、他人の気持ちを変えるのは無理との判断で決行したんだと思うと、これもあるかと。

扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 11/11
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ナイスした読書家さんと感想
倒叙ミステリで、犯人は最初からわかっている。事故死を装った殺人、発見を遅らせようとする犯人の意図はどこにあるのか?殺人は許されないことだけれど、死者がやろうとしていたことを考えると、犯人の動機方に、気持ちが傾く。移植は受けていないけど、私の息子は白血病だから。今は寛解していて、経過観察中だけれど、再再発したら、移植治療は確実と言われている。その確率が3割。高いのか、低いのか。無事過ごせる日々に感謝。
★9 傑作でした。★10でも良いくらいですが、伏見くらいの頭脳があれば、動機が他人に明かされないかぎり、大勢の人間の中での「事故」ではなく、「失踪」させて遺体を発見されない方が良い気がしてしまう。ただ、それはそれとして内容、推理展開、見せ方、さらに話の落とし所も含めて本当に面白かった。一つ引っ掛かったのは動機の面で、逆に動機を描かない方が優佳の冷たさが際立って面白かったかもしれない。また話の本筋からそれるが、名探偵であるはずの優佳はなんだかんだでさみしい人生を送っていくような気がして可哀そうだ。
グレイト!伏見はいわゆる確信犯ですね、本来の意味の。
先が気になりいっきに読んでしまい、終始ひきこまれっぱなしでした。すっきり、とはまた別のいい意味で楽しめた1冊でした。
成城の洋館に集う大学の同窓たち。そこで伏見亮輔は事故を装い後輩を殺害する。密室の扉は閉ざされたまま計画は成功したかにみえた。しかし、後輩のひとり、碓氷優佳は状況に疑問を抱き、扉のこちら側から部屋の中で起こったことを推理していく。扉を前に伏見と優佳の静かなる攻防が始まる…。ひと会話ごとに周到だったはずの伏見の計画が突き崩されていくのがよく分かる。優佳の透徹した眼差しが恐ろしい!犯行と密室を作った理由が弱いと言われるがそこはご愛嬌、美しい理詰めを楽しむ一冊です。
犯人の目線で物語が進む倒叙ミステリー。いつまでも死体が発見されない状態で、それでも事件が進むという展開は面白い。犯人と探偵役との頭脳戦に緊迫感があり、一気読みできる作品。動機に疑問もなくはないが、それは石持さんの持ち味なので納得。宗教家が神の不在を証明するために殺人を犯すような、信条の問題が楽しめる。









