踊るらいぶらりあん@SR推進委員
そんなに「怖い」に拘らなくたっていいのにと思った。薀蓄だけで充分得るものはあるのだから。

怖い絵2
ナイス! ★★★★★★★★★★ -
コメント(0)
- 11/08
Tweet
share
ナイスした読書家さんと感想
1に比べると更に「怖い絵」から外れてしまったような気がするが、描かれた当時の捉え方と現代の我々の捉え方のギャップが面白い。特にガブリエル・デストレとその妹にはビックリした。そして、やっぱりアルノルフィニ氏の顔はいつ見ても強烈(表紙)。(笑)昔私はこの絵のためにファン・エイクの画集を買ったw
前作より"怖さ"に磨きがかかってきて、読み応え十分。実物見たのは今回も二点のみ。『ガブリエル・デストレ』と『晩鐘』
今回も読みごたえありました。奥深いです。人間ってこわいなぁ・・・。次の3も、間もなく予約の順番が回ってくるので楽しみです。
やっぱり西洋絵画は肉食の文化だなぁ(笑)怖いというより、興味深いです♪
絵画を裏から読み解く本。怖い絵と言えば、私にとってはダビンチのモナリザが一番怖いです(笑)
「芸術家は怖い。蜘蛛が餌食の体液を全て吸い尽くすように他人の喜怒哀楽、全ての感情を吸い取って自分の糧にしようとする……ピカソがドラの泣き顔を見つめた眼と藤十郎が人妻の慄きを見つめた眼とは似ていたはずだ」
図書館本。前作を読んだので2作目にも手を出す。読む前にパラパラ捲って絵だけ眺めたら、明らかにビアズリーが浮いてて笑った。装丁の絵は子供の頃に印刷物で見てずっと引っかかっていたヤン・ファン・エイク「アルノルフィニ夫妻の肖像」。高校で未履修だったのもあって西洋史に明るくないので、その辺の蘊蓄が面白かった。いちばん怖かったのは書き換えられた「ベツレヘムの嬰児虐殺」の青い空。
1に続いてやはり「怖い」とは思わない。「なるほどー」っていう感じ。だってありそうなことばかりなのだもの。とはいえ、そういった一考察を知っているのと知らないのでは絵を見た時の面白さは100倍くらい違うだろう。1に比べて内容が触れる幅が広がって、読みやすくなったように感じる。
とても面白く読みました(2からの読み、諸般の事情で)。古典的な絵画を作者の思いを乗せて紐解いていくというところに好感度大。絵って解釈が色々あっていいと思うので、中野さんの視点というのも楽しかったなあ。また、この話だったらこれだろうなあ・・と私が思ったものを出してくれていたのが嬉しい(ベラスケスに萩原朔太郎とか、ハントにアガサクリスティーとか、ブレイクとレッドドラゴンとか)。読書人だと思いました、語り口から。出来たら、大好きなベックリン『死の島』解説の時に、福永武彦作品を引き合いに出して欲しかった、と。
前作を読んでからしばらくあいて本作を手に取りました。表紙になっているファン・エイクの作品は有名で、私も知っていましたが、これが結婚を祝っての作品であるとか、画面にちりばめられた寓意であるとか、そういったことはやはり教えてもらわなければ分からないことで、「知る」ことの大切さを感じました。今回怖かったのは、なんと言ってもブリューゲルです。オリジナルもきっと怖かったのでしょうが、こうして描き換えられてしまった作品がそこに「在る」ことにも、そこはかとない怖さを感じます。












