とぶとり
キャラクターの浦沢的翻訳の素晴らしさをシリーズ全体を通して感じる。作者はオリジナルだとラストが投げっぱなしになる傾向があるが、原作付だけあって綺麗に終わっている(いろいろ突っ込みどころはありますが・・・)。

PLUTO 8 (ビッグコミックス)
ナイス! ★★★★★★★★★★ -
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- 11/02
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ナイスした読書家さんと感想
再読して………神の位置に立った(テディ)と(ブラウ)まさに独ソの諍いを画策した某国のように、一方は手を下さず世界に君臨し、一方は疲弊したあげく幽閉された。戦争が生んだ末路と考えると西独のゲジヒトが主人公になった理由がわかる気がします。何となくこれが浦沢氏が手塚氏への宿題提出の一つなのかな?と思いました。
失敗しました。ノース2号、ゲジヒト、エプシロンで学んだんじゃなかったのか・・・!電車の中で読んではいけないことをすっかり忘れてました(涙しそうになるたびに挙動不審に)。憎しみを覚えたことで人に近づく・・・人間としてはつらいところです。人はアトムが傷ついてまで守る価値があるだろうかと思いつつ、お茶の水博士のように憎しみのない世界がくることを願うばかりです。
こっ…。こんなオチのために8冊も引っ張ってきたのか!と怒りすら覚えました。ゴキブリ型ロボットの謎とか、ブラントはなぜあの状況で「勝った」と思ったのか、ラストシーンでどうやってクマのところまでたどり着いたのかとか、クマを壊したところであんなん端末のひとつを破損しただけとちゃうんかとか、記憶がチップで残せるのならば、ゲジヒトは「死んで」はいない(肉体なんか、部品さえあれば再生可能だろうし)のではないかとか、なんか納得いかないことがたくさんあってすっきりしません。
面白かったけど、きれいに終わりすぎな気がします。もう少し毒があっても良かったんじゃないかと思いますが...。“自分に嘘をつく”ロボットはそのコンセプトがすごいですね。“アイデンティティのゆらぎ”というのは浦沢直樹の軸となるテーマなのかも知れませんね。ところであの大量の“虫型ロボット”はもしかしたらクラウド型コンピューティングの発展系でしょうかね。
泣きました…。ちょっと駆け足っぽい?と思ったところもあったけど、無事に終わってなによりです。8巻ぐらいだと読み返しやすいよねー。というわけで、最初から読み直します。
ロボットと人との境界線を考えさせられる。人のためのロボットなのか、逆なのか。もしかしたら遠くない未来、人の心がゲジヒトやエプシロンのように清くいられるのか…。憎しみを知ってしまったアトムになんとも言えず胸が痛みました。知って良かった、アトムならそう言うだろうけど、まわりの大人は辛いだろうなぁ。最終巻としては駆け足な気もしましたが、最後までドキドキが止まらず、面白かったです。
「人間の心と見分けがつかないのなら、それは人間と言っていいのではなかろうか」という命題で話が進むとと思いきや、終盤は普通にアトムで、ラストはやっぱりいつもどおりの浦沢落とし(笑)。まぁ、楽しませて貰いました、ありがとう、そして、さようなら。ノース2号のエピソードは超傑作だったなぁ……














