Tetchy
レナード作品の中でも特に先の読めない作品だった。作者が行き当たりばったりで書いているとしか思えないほど、主人公のスティックが縦横無尽に動き回る。こんな物語に最後きちんとオチがつくのだから物凄い。こういう話を読むとレナードが作ったのではなく、あたかもそういう話が実際にあってそれをレナードが小説にしたとしか思えない、それほど「作っていない」感じがするのだ。しかし以前とは違い、さすがに色々読んできている現在では終わりよければ全て良しという手には乗らないぞという捻くれた思い故に全面的には賞賛できない自分がいる。

スティック (文春文庫)
ナイス! -
コメント(0)
- 10/27
Tweet
share


