古家深一郎
イーガンには魔力がある。それは常識破りの科学大ネタや、科学に対する魅惑的な語り口に止まらない。読者は本書を読んでいる間は主人公と共にそのあまりの科学と言葉の奔流を何とか泳いでいると思っていても、一度その熱からさめてしまえば、それがただ凄いものだったとしか思い返せない。イーガンの一番の力は、この世界に引きずり込む言葉の魔力だ。自分は、京極夏彦以外にこの手の魔力を持つ人間を知らない。 と云いましたが、今回は以前の『宇宙消失』や『順列都市』と比べて、そのネタが引き起こす自体よりも、それが、どう考えるべきなのか、

万物理論 (創元SF文庫)
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- 10/25
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