haru@灯れ松明の火
三角関係のような事は色恋にしても仕事上の事でも明治も平成の世でも同じなのかな。相手を思いやりつつもやはり自分の利益を考え、悩んだり、後悔したり、嘘言ったり、裏切ったり、出し抜いたり。人間の本質を淡々と語りながら夏目漱石はとことんまで人(特に男)を追い落とすんだね。人間の醜さ、愚かさ、悲しさ、寂しさ、ぁ〜太宰さんも読んだんだろうね。夏目さん自己啓発本や成功本のような生き方はできなかったのでしょうか。単にお金に不自由しないもとに生まれたお坊ちゃんの戯言・・ぁ『坊ちゃん』を最後に読もうか。何か希望が見えるかも。

こころ (集英社文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 10/21
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ナイスした読書家さんと感想
長かったが面白かった。昔を生きた「先生」や「私」の描写は、今を生きる私にも理解しやすく、身近に感じられた。Kに対して「先生」の振る舞いは、少し焦れったいようにさえ感じられたが、妻に対する少々変わってはいるものの何よりも真っ直ぐな愛の形が、そうさせているのだと思うと、すっと納得できたように思う。|蛇足。解説からの抜粋だが、私と先生の感情が外国では同性愛として捉えられていたのには驚いた。確かに、「私」の「先生」への積極性には違和感を感じるが、解説にある『同志』の言葉がぴったりくるのではないだろうか。
高校の国語で勉強したけれど、きちんと読んだ事がなかったので読んでみた。一番印象的だったのはやはり「先生と遺書」。同じ人を好きになってしまったKと先生の心の葛藤がなんとも言えない…。「恋は罪悪です」は名言だと思う。
目線をどこに置くかで全体の印象は変わってしまうのだろうと思うと、学生時代とかにあと一回でも読んでおけばよかったと激しく後悔しました。遺書の中の先生の人間臭さが以前に比べると読み取れたのはよかった。ただ、何故先生は自分で命を絶たねばならなかったのか、何故「私」がそこまで先生に惹かれるのかは未だ消化できず・・。この作品はほんとに深いです。
夏目漱石は中学生のころ坊ちゃんに目を通したくらいで、高校の教科書でこの作品の概要は知っているだけだった。まず驚いたのが読みやすさで、1914年に書かれたものとは思えないほど現代的だった。読もう読もうと思って、長いこと積んでいた本だけにこの発見は嬉しさと悔しさがある。時代背景を問えば第一次世界大戦開戦の年で、同じ時流の人物を挙げれば宮沢賢治や芥川龍之介、森鴎外。西欧では飛行機が飛んでいるし、映画もやっていた。その翌年にはカフカが『変身』を発表している。
疲れた....ページ数はそんなにないけど、先生の言い回しの真意を理解しようとしながら読んでみた為通常の三倍は時間かかったと思います。恋にしても親族関係にしても、今となってはそう重苦しく考える人は少なく思うけど、昔はそうではなかったんだなぁ....。こんなに人間の本質を、純粋に考えたことなんてなかった。先生がしたことは軽蔑するに値することだけどどうも、先生を嫌いになるなんて出来ない。Kもそうだったらいいな。
先ず、自殺という行為は自己中心的な精神を育んだ人間のするものであるとの認識が強まった。皆見事に自分の事でいっぱいいっぱいである。他者との関係に悩んでいるように見えてどこまでも自己中な登場人物達の生き様には確かに圧倒されたのだけれども。真剣味というか凄みと言うか。解説文には少し首を傾げる。人生経験豊富な年長者に対する憧憬は時に激しさを伴う事もあると思うのだ。かく言う自分は存在自体成り代わっても良いくらいの気持ちで憧れを感じた経験がある。執着は色恋の専売特許ではないだろう。
『先生と私』を読んでる間は、私が先生に恋心を抱いているのかどうか、気になりながら読んでいました。『両親と私』を読み終えた時に、私が先生に対する気持ちが恋なんだと私は確信しました。両親が死にかけているのに、先生を選んだ私の恋は本物だと思いました。また、この本の一番のテーマである『生きている意味を考える人間』というものも先生によってよく描かれていて、すごく楽しく読ませて頂きました!
「私」の「先生」に対する傾倒ぶりに、BL臭を感じてしまったのは私が斜めに物を見過ぎてるせいなのか?と焦ったが解説を読むと、そういう解釈もある様なので安堵した。人が誰でも持つ心の動きと負の部分を容赦なく見せ付けられるので随分苦いと感じる話だった。「奥さん」の立場で考えると、恋愛の当事者である筈なのに奥さんがずっと蚊帳の外に置かれたまま「先生」の本心を何も知り得ず終わるのは、あまりに「先生」が身勝手な事と思う。独身の時に読んだら奥さん側視点で考えなかったかもしれない。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
コメント(12)
- 10/19
ちはや@灯れ松明の火(文さんに協賛!)
何日か前、新聞読者欄で中学生だか高校生の女の子の投稿文を読みました。『こゝろ』のKが死を選んだ理由は先生との叶わぬ想いに絶望したからじゃないかというBL疑惑解釈もありうる、ひとつの本でいろいろな読み方ができるとのこと。そいつぁ斬新な見解だと目からウロコでしたが、結構皆さん隠された匂いを敏感に嗅ぎ取ってらっしゃるんですね。そいつを念頭に置いて再読してみようw。
ナイス!
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10/21 22:45
何日か前、新聞読者欄で中学生だか高校生の女の子の投稿文を読みました。『こゝろ』のKが死を選んだ理由は先生との叶わぬ想いに絶望したからじゃないかというBL疑惑解釈もありうる、ひとつの本でいろいろな読み方ができるとのこと。そいつぁ斬新な見解だと目からウロコでしたが、結構皆さん隠された匂いを敏感に嗅ぎ取ってらっしゃるんですね。そいつを念頭に置いて再読してみようw。
ナイス!
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10/21 22:45
高校生のとき読んだ時分は友情と裏切りの話だと思っていたが、今読むと「先生とKの愛憎」と「私の先生への過剰な執着」に目がいく。物語として純粋に面白かった。お嬢さんの心情がまったく描かれていない分、彼女は先生とKに対してどんな感情を抱いていたのか、母親とふたりを比較する会話でもしていなかったのだろうか、などと想像するのも楽しかった。

























