三篇ともに、胸を貫くような悲愴感が漂っている。ホラーが苦手な私にとっては、親しみやすい作品。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 10/14



ナイスした読書家さんと感想

第15回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作である表題作品,他「ぞんび団地」「黙契」を含んだ本。この「トンコ」をホラーじゃないと言う者もあるが、ただ怖けりゃ良いのかというのが僕の意見。一部のマンガや映画にも見られるが、怖さを引き出すために余りにもグロテスクで不快な表現のホラーを敬遠気味になっていたところだった。しかしこの「トンコ」は、ブタの家族愛と対照に、逆に人間の持つ怖さというものを切ないほどに哀しく歌い上げた物語。他の作品とともに人間の愛情というものを際立たせる、雀野さんの秀逸な文章表現に、賞賛を送りたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 02/01

どれも怖いというよりも悲しい。トンコに出てくる通りすがりの言葉のどれもが自分の発したもののように感じる。恐ろしく感じたのはトンコが通り過ぎていくのに対する人間の反応が、そこに自分がいたら同じようなことをしたりいったりするのではないかというところ。自分の内面の浅さを再認識させられる点でホラーであった。表題作以外の二作もとてもおもしろかった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/01

ホラーの新人賞受賞作って、どれもオリジナリティにあふれててミステリーに比べると既読感がない。つまり、あ、またこのパターンね、みたいなのがない。この作品もそう。どんな話か想像がつかないところにもっていかれた。ホラーって面白いんだな。三編入りですが、どれも違った味わいで楽しめました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/27

不覚にも涙。トンコがお弁当やら餌やらに兄弟を見つけていとおしむ様が悲しくて…。でも夕食に豚キムチ鍋をおいしくいただける私の心持ちの方がホラー。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/03

表現が生々しく、うっとなるところもありますが、ホラーだけでは括りきれない作品でした。どの主人公にも哀しみを感じる。行き所のない感情、哀しい結末。「あちん」も読んでみようと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 12/30


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