chocolat
やっっっっっっっっっっっと読み終わったーーーーーっ!何だこの自由を得た感は。つまらないと言い切れない展開も、盛り上がりに欠ける文章も、冴えない上に頼りない中年男の悲哀も、その中年男と元妻の愛情表現も、何もかもが微妙。最後まで読みきったのは、評価の高さに加えてユダヤ人に興味が無いわけじゃなかったから。現在のパレスチナに思いを馳せながら読んだためか、ユダヤ的価値観には最後まで共感できなかった。

ユダヤ警官同盟〈下〉 (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★★ -
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- 10/13
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ナイスした読書家さんと感想
★★☆☆☆ このミステリーがすごい海外部門第3位らしいですが、む、難しくてイマイチ面白さが理解できなかった。文章の比喩表現が多く、更にユダヤ文化・歴史の知識が乏しい自分は、最初から最後まで混乱し、面白さの波に乗れなかった。正直、比喩表現がくどい。警察官がマフィアとドンパチするような話かと思ったら全然違った、「犬の力」を読んだ後だったためちょっと驚いた。こういうハードボイルドもあるんですね。映画化ってアクションシーンほとんどないよね…。
面白くないことはなかった。面白く読んだのだと思います。ひとことで言うと、ビニール製の合皮ソファの懐かしい感じ?(妙な表現だけど)あと、煙草を嗜まない、興味も全く無い人間が読んでも主人公の美味しそうに喫煙する様には感心しました。個人的にモヤモヤするのはユダヤ的な価値観にピンと来ないわりに無視することもできない、自分に関わりの無いファンタジーだと言い切ってしまうこともできない心情故かもしれないなー、と。
イスラエルが存続せず、アラスカに消滅間近のユダヤ人特別区が存在するという設定が、思考実験に留まらず、細部に至るまでリアリティを持って描かれているのが凄い。安息日での戸口解釈の援用などは、それだけでとてもSF。深刻な問題を扱っているからだけでなく、ラストの何行かには、単純に読んで面白い小説以上の感慨を与えられる。帰属するべき国を持たないデラシネの宿命は悲劇だが、他者を害してでもと定めて得たそれは、何ら効力を持たない会員証と同じ価値しか持たないのでは? いや、紙切れの方がむしろ?
「学校で習う他のどんなものよりも、物理法則ほど理にかなったものはない」と思ってる理科萌えの主人公の刑事の生き方に感動汁!愛国心に結びつく国語も社会も学問としては二流ざんす。純文学でもあるのでストーリーテリングはヘタクソだが、作者がいづれ書くであろうハードSF純文学には期待大。クーンツやシモンズや山田正紀のようなジャンルミックスの作家として大有望な新人ですな。
正直、読みにくかった。そのせいか読み落としがかなりありそう。だから、SFとしてもミステリとしてもフツーの小説としても中途半端な印象。332ページ









