FlowerLounge
「普通」であるはずの市井の人々の常識と非常識の線引きがいかに曖昧でやすやすと越えられるものであるかを問い、武器であるはずの美しさや強い精神が時には仇となってしまうことの恐怖を描いた物語。そしてもっとも怖いのは物語自体ではなく、どんな残酷な描写があって慄いていても、最後までページを繰る手を止められない自分自身の内面から垣間見える残虐性。☆5

隣の家の少女 (扶桑社ミステリー)
ナイス! ★★★ -
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- 10/13
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ナイスした読書家さんと感想
救いのない結末、そして後味が悪い……というのは最初からわかって読んだし、スティーブン・キングが絶賛しているくらいだからなぁと思っていたので、読み終えてからのダメージはそれほどではなかった。むしろ途中が苦しかった……そして、読後この話が実話を元にしている事を知り、その事の方がダメージ。主人公の心理描写などは非常にすばらしいし、文学としては優れていると思うのだけれど、人には薦められない。わたし的には◎。
「正しさ」が通じない人がいる。そういう人に「正しさ」を説いても、すでに自己正当化が完了しているので何を言っても聞かない。常に「正しさ」を探し求める善良な市民は弱い。この作品を読んで感じたのはそんなことだった。子供だから、正しかったから弱く、強い者に勝てなかった。二時間ほどで読み終わるくらい読みやすいが、世間の不条理さがこれでもかというくらい描かれている。






