土方をふった糸里の、ふり方がカッコいい。でももっとカッコいいか、もっとダメダメでもいいと思う。「壬生義士伝」みたいな「さあ泣け!」というポイントが割と控えめだった印象。男は死ぬことで、女は生きることで読み手を泣かす。男達を「しょうもない」と描くように、女達も「アホや」、けどこの筋だけは通さしてもらいます」って感じで描いてくれた方が共感できたかも。
ナイス!ナイス! ★​★​★​ - コメント(0) - 10/09



ナイスした読書家さんと感想

再読。見事な女性の強さを魅せてもらった。やはりこういう奥深い作品は読手の変化によって色々な顔を見せてくれる。初めて読んだ高校生の時に、お梅の嘆き苦しみなんて現実味に欠けるしただ可哀相としか思わなかった。だからお勝のお梅への思いも釈然としなかったし、女の強さや賢さなんていまいちピンとこなかった。ただただ糸里と吉栄の不憫さに涙した。だが今はそんな簡単なもんじゃないんだな。お梅の生き様は言葉通り死ぬ程格好良い。世の中の辛酸を舐め尽くしても、自分の理屈は曲げない、美人だ。→続
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 04/17
さら
そして自分の死に方まで決めるのだからそこいらの男なんか目じゃない。だが、これ程自身が虚しさを噛み締める生き方はないだろうな。 そして糸里に吉栄。どちらも女の幸せは手に入れられなかったが、各々違うものを手に入れた。吉栄は何よりも愛しいもの、糸里は男の理不尽と崇高な誇り。本書の糸里という人物は、何千年もの間理不尽を背負ってきた女性という生き物の権化のようだ。時代に翻弄されながらも強く賢く、自分の在り方を自分で決めている。そこに嘘や偽りがなからこそ美しいのだと私は思った。そして、こんな女達によって私達が知る土
ナイス!ナイス! - 04/17 15:53

さら
方歳三が出来たのだろうと思う。個人的に、沖田の語りが気になる。結核発病の時期とか、捻くれ具合に。まぁ、それはまたの機会に。
ナイス!ナイス! - 04/17 15:55


濃い。芹沢鴨暗殺を描きながら土方・長倉・沖田の独白と共に、莫連お梅・芸妓糸里・吉栄の独白。男の情も女の情も毒性の如く濃厚。これが各人物メインの連作短編で、最後に結びつく形ならば泣ける余地もあるのだが、これは浅田さんの作意『俗を饗す芸が俗であってはならぬ』だろうか。原田左之介の『どうやら女というのは、剣を持たずに斬り合いができるらしい』がこの作品の芯かもしれない。会津藩主・松平容保公に示した糸里の『君がため 惜しからざらむ身なれども 咲くが誉れや 五位の桜木』の一首は土方歳三との別離の決意。→続く
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(5) - 03/06
文庫フリーク@灯れ松明の火
Nak34さん☆芹沢暗殺、資料にたった1行くらいしか載っていないお梅や糸里。それをふくらませる作家さんの想像力・創造力って凄いですね。芹沢鴨を悪でありつつ、好漢に描いた小説は初めてです(笑)
ナイス!ナイス! - 03/06 19:06

Nak34
文庫フリークさん☆今となっては、真実を知る事はできませんが、私は、浅田説が正しいように思っています。芹沢鴨も、時代に悪人にされた一人なのだと思います。
ナイス!ナイス! - 03/07 07:24


沖田のモノローグを持ってくるところ、永倉と斎藤のやり取りなんかは流石に巧い。でも、いつものパターンに流れてしまった感は否めないか。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 01/02


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