白い風
★★★★トリック的には「双頭の悪魔」の方がレベルが高かった気がします。でも、推理じゃなくて小説としてはこちらの方が読みやすくて好きですね。「孤島パズル」「双頭の悪魔」を通じてアリス・マリアの関係がいいですね。是非、この二人の完結編が読みたいですね。

女王国の城 (創元クライム・クラブ)
ナイス! ★★★★★★★★★★★ -
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- 10/02
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ナイスした読書家さんと感想
UFO新興宗教団体の城に赴いた江神を、主人公・有栖川を含む大学の後輩の4人が助けに行く。そこで殺人事件が連続して起こるが、宗教団体は警察に通報することを頑なに拒否する…殺人事件の犯人は?なぜ宗教団体は通報を拒否するのか?序盤の謎の提起、中盤の脱走劇、終盤の推理という展開が、非常に読ませる。団体の態度に不信感を抱いた3大学生・元刑事・UFO研究家による脱走劇は、スピード感抜群。一転して江神による推理は、限られた情報の中で冷静沈着で見事な推理。『マレー鉄道の謎』に並ぶ面白さだった。2008年本格ミステリ大賞。
いつもながら江神さんのロジカルな推理が洗練されてて、何度読んでも飽きない。犯人当てよりクローズドサークルの理由、の方が衝撃。あの大脱走の冒険活劇は最高に興奮しました。信長さんとモチさんの脱出方法の違いに個性が出ていて面白い。それにしてもアリスとマリア、かわいいなー。淋しさについての応酬、夜の散歩シーン、握手シーン、ラストの会話、どれも好き。
伏線が全部無駄がない。城と街の2重のクローズドサークル。信者が9割ってこわっwアリス達の氾濫はスカッとした「行けー信長!」(ん、戦国物じゃないですよ)5人の仲の良さと信頼が安心と掛け合いの面白さを引き出してる。江神さん、モチ、信長が卒業となると次作はどうなるんだろ?モチと信長が留年して江神さんは先生で推理研の顧問?作者も多忙だろうが10年以内に読む事を望みます。「一人一人が携帯できる電話があればいいのに」あるんですよ、それが!マリア(~o~)
本の厚みに先延ばしにしていましたが、シルバーウィークにチャレンジしてみたら一日がかりで読みきりました。開いて2段組だったことを知り、怯みましたがf^^;この著者さんは、ある意味安心して読めます。推理小説が突然SFやファンタジー、ホラーになることがないので。
印象に残ったのは、マリア曰く「アリスの唯寂論だか汎淋説だか」。「人はみな、淋しい。いつも淋しい。淋しくないのは、それを忘れている間だけ」。













