椿子
ジョナサンキャロルの本は、一筋縄ではいかない感じ。さらさらっと読める類の話では絶対ないと思う。下手すれば終盤から面白くなる事もしばしば。でもそれが病みつきになって、次の本も…となるので不思議。日常を暮らしている人々を描くのは本当に上手いと思う。

犬博物館の外で (創元推理文庫)
ナイス! ★★★ -
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- 10/01
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ナイスした読書家さんと感想
月の骨シリーズ第四弾。天才建築家が、ある国の君主に犬博物館を依頼される話。一見関係本筋とは関係なさそうな話が展開されたと思えば、大きな伏線だったりするから油断なりません。油断ならないといえば、ブタックユーモアのセンスも秀逸で、「喜びの宮」は壷にはまりました。それと前作で印象的だったシャーマンのヴェナスクの独特な活躍が見れたのも嬉しかったです。そして、なんてところで切るんだ、こん畜生! 見事な印象を残す終わり方だからこそ、この先どうなるのか気になります。同じシリーズのどこかで暗示されることを願っています。
唯一入手できていないキャロルの文庫本のため図書館で。「魔法は存在する」…多かれ少なかれ、誰もが胸の奥底のどこかではそれを信じているのではないだろうか?自分はこの本で描かれる奇跡も、ハリーの神に愛される天才ぶりも、自然に受け入れることが出来た。自分もクレアのように人生に満足して生きたい。やっぱりキャロルはいいなあ。この本も復刻してほしい。





