タール
生きていること。やがて死ぬこと。存在することの意味。ひたすら純粋に「自分というもの」をただ孤独に見つめたあげく、見えそうで見えない答えらしきものの周囲を浮遊していた、そんな十代の頃の感覚を呼び覚まされた作品。ひとつひとつの感覚そのものを感情として認識することで自分の存在を確認し、生の際に踏みとどまっているような生き方が、物哀しくもあり、とことん純粋に美しくもある。『理解されたくない、という気持ちが、空へ高く上らせる』――ときおり現れる散文詩のような文体もきれいで、心に残ります。

スカイ・クロラ (中公文庫)
ナイス! ★★★★★★★★★★★★ -
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- 09/30
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ナイスした読書家さんと感想
霧がかかったような雰囲気。或いは見えている物体・人がなぜか透き通ってその向こうが見えるような感覚。相反するようなイメージがなぜか心地よいバランスでこの物語の中に存在する。キルドレ?宗教団体?会社?説明されず「既にあるもの」として扱われる言葉の数々。突然訪れる「永遠の生」の終わり。霧の深い道を淡々と歩くように読み進めるこの自分の目とページをめくる手だけがリアルなのかな、と感じるほどの浮遊感・・・うーんいや孤独感かな。まだ物語は始まったばかり。ただ『次を読みたい』という心だけが本物。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/14
空の描写が本当に見事で、まるで空を飛んでいるような疾走感を味わえた。永遠を生きるものの苦悩が、純粋すぎる厭世観のような空気を伴って描かれている。生きることや死ぬことに理由を持たないことの身軽さと、その反面の虚しい孤独がじわじわと胸に深く刺さる。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/14
森自身が気に入っている一作というスカイクロラ。確かに、小説としては深い内容を持つような気がする。村上春樹に相通じるところもある。しかし、個人的には、S&M、Vシリーズのようなミステリーそして、学者・研究者としての考え方がどこかに登場するシリアスな森作品の方がエンタテイメントとしては好きだ。でも、これって・・・・じわーっときて、泣けるよね・・・。それに、アニメ映画も良いよなぁ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/07
無限に広がる無邪気な空。そこが僕の居場所であるはずなのに、無限さに僕を見失い希望の顔をした絶望しか見えなくなる。シリーズを一通り読んで読み返すと、なぜ銃のトリガーを引いたかのかという気持ちがなんとなく解る。。。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 04/16
2008年読了。なかなか世界観が飲み込めず、中盤まで根気で読んでいましたが、ふと、一文一文がすとんと理解できるようになり、そこからは一気読み。












