再読。これは・・・読めば読むほど言葉を失ってしまう。二回読み、すべて書き写して、断章ごとに分析して、圧倒される。そしてもう一度読む。書き写すと、非の打ち所の無い簡潔な文章と精密機械の設計図のような構成が身にしみて感じられる。何度読み返しても永遠に「発見」し続けることのできる作品。そう断言できるくらい細かいからくりが多い。20年かけたという翻訳も凄まじいできばえであるが、この原文を堪能せんがためだけにでもスペイン語をはじめたくなる。うわー、ベストなんかなあ、これ、ベストかもしれん! 
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 09/24



ナイスした読書家さんと感想

もう終わってしまったこと。男も女も、殺したものも、殺されたものも、苦しみも、憎しみも、愛も、みんな墓の中。。。マジックリアリズムを取り入れたとか、駆使したとかじゃなくて、この作品自体がマジックリアリズムの純粋な「結晶」って感じだ。一切の余分をそぎ落とした文章の中に、切なさ、はかなさ、無常さが凝縮されている奇跡のような一冊。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 08/18

滅びた街が見せる幻想のようだった。幻想をつむぐ声は、密やかに混ざり合って、思わず、耳を澄ませてしまう。その断片は、萎れた灰と土とで出来ているようで、時折、はっとするほど瑞々しく美しい。 先日、訪ねたクレーの展覧会で、一枚の絵を切り離したり、入れ替えたりする事で、元と違うテーマが浮かび上がる事を説明していた。時系列や視点の異なる、多くの断片から構成されているこの本も、同じように読み返してみたいと思った。 最後に、流れるように的確な、日本語訳が素晴らしい。違和感なく浸りきった。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 08/08

どうしてこんなになってしまったのか、驚愕である。この小説の言葉は、私たちの世界の言葉とはあまりにもかけ離れていて、ここにあり得ないほど奇異で凄惨な世界が立ち上がっている。本書を語ろうとするとそういう言語コードの齟齬が生じて何も考えられない。断片を繋ぎ合せる極小の円環と小説全体を包む極大の円環が読者の遠近感を錯乱させ、妙に生き生きした、不毛の大地に支配された不思議な語り口が狂おしいほどの熱狂を一手に引き受けている。今はそれしかわからないが、この世界には全く理解の範疇を越えた自分の知らない場所がまだあるのだ。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/17

短くて、超濃密なTheラテン文学。さっさと重版しろ畜生、こんなに再読したくなる本もそうない。買って手元に置いときたい。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 04/06

「父さんが殺されたんだよ」「じゃ母さんを殺したのは誰?」。主人公が訪れた死者の町。徘徊する死者たち。濃密な死の雰囲気の中で短い断章が暴力を、美しい緑を、強欲な男を、町の死を力強く描いていく。一つの短篇集と一つの長編だけを残した作者の全てが凝縮している。「夜は罪でいっぱいなの、フスティナ?」「そうよ、スサナ」
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 05/19

あまりの面白さに、読み終わった後すぐに再読した。フォークナーのアブサロム、アブサロム!を連想させた。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 01/29

あまりの濃縮還元具合に酔った。三半規管がぶっ壊れるかと思った。ここでは過去も現在も未来も生も死も境界なく錯綜し、私たちはただただ世界に呑み込まれる。怒涛のように押し寄せる濃密な死の匂いに惑わされ円環する。すっかり迷子だ。本作が「百年の孤独」と並び称されるのも頷ける。やっぱり南米文学は恐ろしい。恐ろしくて素敵だ。きっとこれから何度でも読み返す。そしてその度に酔うだろう。言うまでもないが傑作だと思います。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(2) - 04/09
Roy
いやぁなんだかもうぐるんぐるんで凄そう!!そして、その三半規管がぶっ壊れる感じに追い付けなくて挫折もしそう!で、別の意味での迷い子になってどこかぴよーんと放りだされそう!なんとも難しそうな本です。ああでも素敵。
ナイス!ナイス! - 04/10 01:34

tomo*tin
ぐるんぐるんで凄かったです!けど、そんなに難しくはない…と思います、たぶんね(笑)きっとRoyさんなら迷子にならずに辿り着けると思いますよ~。よかったら順番待ちの一冊に加えてやってください(笑)
ナイス!ナイス! - 04/10 22:49



ペドロ・パラモ

再読。これは・・・読めば読むほど言葉を失ってしまう。二回読み、すべて書き写して、断章ごとに分析して、圧倒される。そしてもう一度読む。書き写すと、非の打ち所の無い簡潔な文章と精密機械の設計図のような構成が身にしみて感じられる。何度読み返しても永遠に「発見」し続けることのできる作品。そう断言できるくらい細かいからくりが多い。20年かけたという翻訳も凄まじいできばえであるが、この原文を堪能せんがためだけにでもスペイン語をはじめたくなる。うわー、ベストなんかなあ、これ、ベストかもしれん! 
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