にく
前に読んだ2作は「ミステリーっぽいファンタジー」だったけど、これは「ファンタジーっぽいミステリー」だった。 失敗としか思えない。でも初出はこれが一番早いから、まぁ、そういうことなのかな。

ガラスの麒麟 (講談社文庫)
ナイス! ★★★★★★ -
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- 06/18
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ナイスした読書家さんと感想
【再読】通り魔に殺された女子高生・安藤麻衣子を不在の中心とし、複数の関係者の視点を通じて、彼女の人物像を多面的に描き出していく〈日常の謎〉の連作短編集。/巻頭の表題作では、殺人事件後に、あたかも麻衣子の霊が乗り移ったかのような言動を見せ始める同級生の少女の謎が扱われる。細やかな叙述の仕掛けで読者の誤認を誘う手際が見事です。/一方、通り魔殺人の真相解明は、最終話まで持ち越されるのですが、全編を通じて探偵役を担う養護教諭・神野菜生子と事件の意外な関わり、そして彼女の立ち位置の変化が印象的でした。
ある日の夜、女子高生が何者かに殺害された。容姿端麗で聡明な美少女であった彼女の死に動揺する人々。彼女と意外な接点を持った人々を通して語られる事件の真実とは。連作短編集のようなミステリでした。重すぎず、軽すぎず、少し中途半端・・・というと言いすぎかもしれないが何か物足りなさを感じる。女性たちの聡明な知性とは裏腹に、危なげに揺れ動く感情。思春期の大人でもなく子供でもない、不安定な状態の少女たちのアンバランスさは伝わってきた。大人たちもよかったけれど、ガツンっとくる何かが欲しかった。
自分をガラスのキリンにたとえた麻衣子ちゃん、その一人ぽっちという感情は、感じ方は違ってもだれでも持ち合わせてるものだと思った。彼女にも、もっと早く、神野先生や由利枝さんと同じように、そのガラスのような心を温めてくれる人に出会って欲しかったな。









