doma
一章を読み始めて思ったことは、なんて静かで綺麗な文章なんだということ。そのまま読み進めて行かざるを得ない。俗っぽい自分の感想はマッティアの草食男子ぶりにはイライラさせられたってこと。これを映画化するって面白いのだろうか。

素数たちの孤独(ハヤカワepiブック・プラネット)
ナイス! ★★ -
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- 09/04
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ナイスした読書家さんと感想
タイトルと著者が物理学者ということから、勝手に想像じてたものとはかなり違う内容だった。恋愛ものっていうよりは、傷を抱えた少年と少女が成長していく話なのかな。静かな印象の文章で丁寧に心理描写がされていて、雰囲気のある本だった。
素数は1と自身以外に約数を持たない。単独で成り立つのは人もまた同じ。少女は癒えない傷を負い、抑えられない拒食に身を曝す。少年は贖えない罪を犯し、呼吸のように自傷を繰り返す。互いの痛みによって当然のように2人は惹かれ合い、互いの傷によって近付けずに阻まれる。初めから近い距離に在るからこそ、隔てを感じ取り立ち尽くす。全てを表すタイトルの美しさもさることながら、2人のもどかしい軌跡を追う明晰で的確な筆致もまた美しい。そして万人の物語でもある。個にして全ではあっても、絶えず他なる孤の解を求めるのが、人間なのだから



