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改めて読むと物語の軽快さに驚く。2巻目以降のピアニシモ的な音感ではなく、随所にスタッカートすら感じられる。なのに、物語は緩やかに、そして確実に終焉に向かっていく。発売順に読むのではなく、時間軸順に読むことによって初めてわかる、線香花火の様な【最後の輝き】スカイ・クロラの世界観にひとまずの決着を感じたいのであれば是非時間軸順に読んでほしい。

スカイ・クロラ (中公文庫)
ナイス! ★★★★ -
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- 09/01
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ナイスした読書家さんと感想
霧がかかったような雰囲気。或いは見えている物体・人がなぜか透き通ってその向こうが見えるような感覚。相反するようなイメージがなぜか心地よいバランスでこの物語の中に存在する。キルドレ?宗教団体?会社?説明されず「既にあるもの」として扱われる言葉の数々。突然訪れる「永遠の生」の終わり。霧の深い道を淡々と歩くように読み進めるこの自分の目とページをめくる手だけがリアルなのかな、と感じるほどの浮遊感・・・うーんいや孤独感かな。まだ物語は始まったばかり。ただ『次を読みたい』という心だけが本物。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 02/14
森自身が気に入っている一作というスカイクロラ。確かに、小説としては深い内容を持つような気がする。村上春樹に相通じるところもある。しかし、個人的には、S&M、Vシリーズのようなミステリーそして、学者・研究者としての考え方がどこかに登場するシリアスな森作品の方がエンタテイメントとしては好きだ。でも、これって・・・・じわーっときて、泣けるよね・・・。それに、アニメ映画も良いよなぁ。
ナイス! ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★ -
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- 12/07
生きていること。やがて死ぬこと。存在することの意味。ひたすら純粋に「自分というもの」をただ孤独に見つめたあげく、見えそうで見えない答えらしきものの周囲を浮遊していた、そんな十代の頃の感覚を呼び覚まされた作品。ひとつひとつの感覚そのものを感情として認識することで自分の存在を確認し、生の際に踏みとどまっているような生き方が、物哀しくもあり、とことん純粋に美しくもある。『理解されたくない、という気持ちが、空へ高く上らせる』――ときおり現れる散文詩のような文体もきれいで、心に残ります。





