こっぺ
このわかったつもりで、それでいてその手に何も残っていないのが、私の森作品の楽しみ方なのかもしれない、といつも思う。視点の切り替えがこの作品のメインかと思いきや、なかなかラストにかけて魅せてくれます(何かを)。有佳さんもそうなんだけど、森さんとは女性の好みが合わなそうなんだよなぁ。紅子は別だけど。

そして二人だけになった―Until Death Do Us Part (新潮文庫)
ナイス! ★★★★★★ -
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- 08/09
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ナイスした読書家さんと感想
外界から切り離されたシェルター内で起きた連続殺人事件。その様子を、事件に居合わせた2人の男女が交互に独白するスタイルで紡いでいく。物語全体から漂う“何かが仕掛けられている”という雰囲気のなか、一転してすべての謎が晴れるかのような主人公の推理に驚愕。度肝を抜く壮大な仕掛けに、素直にうならされた。しかし、そこからの反転が唖然の一言。積み上げた合理的な物語が理解しづらいものへとガラリと姿を変え、割り切れない読後感が残る。すごいと思わされた話だっただけに、スッキリとさせてくれる合理的な結末を提示してほしかった。
★6 ガッツリとミステリーだと思って読むと最後のほうで置いてけぼりを食ってしまう印象。いやぁ難しいなぁ・・・。最終的に自分の理解が正しいのかもわからない。森島有佳と他の参加者が話している記述があるのはどうなんだろう?エピローグを読むとやはり4人存在するのか?それは精神世界での話なのか??う~ん、わからない。
[★★★☆☆]再読。というか多分3回目。結末からミステリ作品としての否定意見が出るのは当然だけど、恐らくそのカタストロフがこの作品の全て。勅使河原流に言えば「この本がミステリーであるかどうかは誰にも決められません」。引用が相対性理論だしね。これは森作品に通底する哲学というか、世界観の主軸のひとつだと思う。そう思いつつ読み返してみると、幕間に挿入されるインタビューの方がメインコンテンツか、とも考えられる。兎に角、森博嗣を語る上では外せない一冊。








