わらじ
読んでいてずっと胸がどきどきしていました。もしかしてこういうことが現実に起こりうるんじゃないか、漆原は本当に純粋に介護現場のことを思ってこれをやったのか。内容があまりに現実的すぎて、不安を煽られる作品でした。面白いか面白くないかと言えば面白いけど、もう一度読めと言われたらきついかも。

廃用身 (幻冬舎文庫)
ナイス! ★★★ -
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- 07/24
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ナイスした読書家さんと感想
難しい。漆原先生の言わんとすることはわかるし、その意義も納得できる。でも、それをあっさりよしとする事はできない・・・っていうか、してはいけない気がする。さりとて、差し迫った状況というのは現実あちこちにあるのだろうと思うと、良し悪しを考えてしまう事自体、私にとって今はまだ対岸の火事だからなんだろうな。読みながら何度か身近な事として考えてみたが、私自身がそうなった場合は切られる事を選ぶ気がするけど、親がそうなったら、「切って」とは言えない。でも、親が強く望んだら・・・。う~ん、難しい。とにかく難しい。。。。
敬老の日も近いので介護問題について考えてみよう、ぐらいなライトな気分で読んだら大失敗。今まで人がおもちゃのように殺される小説も読んできたけど、まあ小説だしと気持ちが滅入ることはなかった。でもこの話は精神的なダメージが大きかった。怖いわけじゃなく、良心や倫理とかに迫ってきて試されてる感じ。自分自身だったら?身近な人だったら?色々と考えてしまう話でした。構成もおもしろく、一気読み。ただ、謎の手紙の犯人の流れは惜しいというか、いらなかったかな。




