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物語の世界、現実の世界、少年の世界、少女の世界。「しかも、かれの話もうのみにはできなかった。もちろん信じたいとは思う。けれど、これもまた彼流の物語、わたしをそばにとどめ、看病されるための物語のなのだとしたら?これが物語作者につきまとう問題だ。何が本当で、何が創作か、わからないのだ。物語作者は、かりにほんとうのことを話していても、それをもっとよいもの、もっと小ぎれいで、もっと形のととのったものへと織りあげなければ気がすまない。」

アーサー王ここに眠る (創元ブックランド)
ナイス! ★★ -
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- 07/15
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ナイスした読書家さんと感想
現実と物語が混ざり合っていく感じが心地よい。物語の中のアーサーは今まで消えなかったし、これからも消えてしまうことはないと思う。物語の力の凄さである。 最初グウェナはアーサーの妻になるのかと思ったけど(それってなんか嫌だな)、まさかの湖の精だった。そしてミルディンは不器用だなぁ…しくしく。随所にみられる今に伝わるアーサー王伝説を発見するのも楽しい。挿絵も美しい… お気に入りの場面は湖でのカリバーンを渡すシーンと、ミルディンの告白からのラストまで。特にグウェナが語るアーサーの最期の物語が!




