ミルディンの紡ぐ、「アーサー王」という魔法の物語に携わり、見届けた少女の物語。読みながら、本当はミルディンこそが、物語の中のアーサー王を信じたがっていたのではないだろうかと思えてしまった。「アーサー王」の物語化という、手品の仕掛けを覗くのもおもしろかったけれど、ミルディンの少女に対する、操る言葉とは裏腹の、不器用な情愛の部分に胸打たれた。自然の描写が、すぐ目の前に浮かぶかのようで美しい。羽住さんのイラストもとても麗しくて素敵だった。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/12



ナイスした読書家さんと感想

現実と物語が混ざり合っていく感じが心地よい。物語の中のアーサーは今まで消えなかったし、これからも消えてしまうことはないと思う。物語の力の凄さである。  最初グウェナはアーサーの妻になるのかと思ったけど(それってなんか嫌だな)、まさかの湖の精だった。そしてミルディンは不器用だなぁ…しくしく。随所にみられる今に伝わるアーサー王伝説を発見するのも楽しい。挿絵も美しい…       お気に入りの場面は湖でのカリバーンを渡すシーンと、ミルディンの告白からのラストまで。特にグウェナが語るアーサーの最期の物語が!
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(1) - 11/15
cecilia
ミルディンの告白について。ミルディンの語る話は真実ではないかもしれないけど、グウェナに対する愛情は本物だったんだろうなぁ。 あと全編を通してカイを可哀想に思っていたから、グウェナの伝説の中で復活していてうれしかった!
ナイス!ナイス! - 11/18 00:58


最後でぼろ泣き。大きなことをなしとげようとした魔術師が、最後に語った物語。見返りがそれで充分だと思えた彼の人生は、豊かだったんだろうなと思った。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 11/08

僅かな真実を多くの幻想ともいえる言葉でミルディンは飾り、それは現実以上に人の心をとらえます。そういった点で言えばまさにミルディンは魔法使いでありましょう。言葉という魔法で伝説をつくりあげる…その現場に立ち会うことがこの作品でできますし、それが面白いのです。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​ - コメント(0) - 06/11

この1冊を読んだことで読みたい本が山ほどできてしまった。アクエ・スリスなどもうすこし説明があったほうが親切かな・・。
ナイス!ナイス! ★​ - コメント(0) - 07/10


アーサー王ここに眠る

ミルディンの紡ぐ、「アーサー王」という魔法の物語に携わり、見届けた少女の物語。読みながら、本当はミルディンこそが、物語の中のアーサー王を信じたがっていたのではないだろうかと思えてしまった。「アーサー王」の物語化という、手品の仕掛けを覗くのもおもしろかったけれど、ミルディンの少女に対する、操る言葉とは裏腹の、不器用な情愛の部分に胸打たれた。自然の描写が、すぐ目の前に浮かぶかのようで美しい。羽住さんのイラストもとても麗しくて素敵だった。
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