失われた古代技術を丹念に追う3人の学者の物語。この3人の「執着心」に驚かされるが、本筋は、作者が最後に語る「私たちと古代人との距離は遠い」という言葉。確かにこのアンティキテラの歯車の技術は驚くほど現代の技術に近い。しかし、われわれ現代は遠く遠回りした結果、偶然同じ技術となっただけであり、その技術の方向性がまったく違っている。何のために作られたのかを思い浮かべるたび、古代人と現代人との間に横たわる「認識の違い」が、それが「遠い」。
ナイス!ナイス! ★​★​ - コメント(0) - 07/11



ナイスした読書家さんと感想

☆☆☆☆★

20世紀の初め、ギリシャの沈没船から引き上げられた奇妙な機械。その仕組みや目的の(ほぼ)全容が解明されたのは、ほんのつい最近のことだったのですね。 http://tinyurl.com/leqxq2 この手の話はキライじゃないはずなのに、そのニュースはまったく見逃してました。発見からその謎解きに至るまで、この装置に魅せられた研究者たちのドラマはとてもエキサイティング。天体の食も計算してくれるという「アンティキティラの歯車」の話を読了したのが皆既日食の日、というのも偶然ながら一興でありました。
ナイス!ナイス! ★​★​★​★​★​★​ - コメント(0) - 07/22


アンティキテラ古代ギリシアのコンピュータ

失われた古代技術を丹念に追う3人の学者の物語。この3人の「執着心」に驚かされるが、本筋は、作者が最後に語る「私たちと古代人との距離は遠い」という言葉。確かにこのアンティキテラの歯車の技術は驚くほど現代の技術に近い。しかし、われわれ現代は遠く遠回りした結果、偶然同じ技術となっただけであり、その技術の方向性がまったく違っている。何のために作られたのかを思い浮かべるたび、古代人と現代人との間に横たわる「認識の違い」が、それが「遠い」。
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