ゆう
表題作は面白く読んだのだけど、まとまりのない作品だなぁと思ってしまったし、”その他”的なところがなんだかアンバランスな印象。「冷たい十字路」の方は、津村さんてやっぱりきっちり組み立ててその通りきっちり書く人なんだなと思った。この作りは嫌いじゃない。ただ、カタカナの名前がごろごろ出てきたところの文章がわかりにくいなぁ。

婚礼、葬礼、その他
ナイス! ★ -
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- 07/03
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ナイスした読書家さんと感想
なさそうでありそうな一日の顛末を、淡々と描いた佳品。ともすればドタバタ喜劇で終わってしまう内容を精緻な心理描写で無理なく引き込み、最終的には共感の嵐。不器用で間が悪く、うまくいかないなぁ感を身にまとっているヨシノに入り込み過ぎたのか、切なさと諦念、怒りと哀しみ、そして空腹(?)が襲い掛かってきて読後はプチ虚脱に。細かいユーモアやシニカルな視点など津村さんらしさ満載で楽しめたが、「その他」の部分をもう少し読ませて欲しかった。『冷たい十字路』では、乾いた冷たさが今後ミステリもいけるのではと期待させる。



