ナイスした読書家さんと感想
一巻が非常にきれいな終わり方だったため、二巻があることに驚いた(笑 でも、恋愛・セックスがテーマとして出てきたことに感嘆。慧が襲われるシーンの描写は秀逸。情は苦しくて醜いもの。それを受け止めて愛することを選んだタカがかっこいい。切ないけど、それが二人にとってはよかったんじゃないかと、私はそう思った。逆に、全てを「感じすぎてしまう」慧は、誰かを愛することができるのかな。二巻もよかったです。
「現実を全部受けとめてしまうと辛くて生きていけない そんな人間もおるんよ」。超能力だけが悲しみを背負わせるのではない。タカちゃんを見ていると、そう思う。慧もタカちゃんも、見えすぎてしまう、人を理解できすぎてしまうことで、何かを強いられ何かを犠牲にしていく。だからこそ境遇も環境も違えど、二人は共感し合う。不幸が予知できる女性と不幸を引き受ける女性、二人の心の邂逅はあまりにも痛く、哀しい。けれど、タカちゃんのその健気な表情の先に、見えてしまった未来ではない別の何かを、慧と共に信じたくなる。


ナイス!

















ああ、ホント、そうですよねぇ。優しさってなんなんだろうって、俺も考えてしまいました。人を理解し、配慮することが優しさで、その結果、何かを背負わされ、強いられるって一体……と思ってしまいました。ひょっとしたらこの物語に、超能力なんていう設定は必要ないんじゃないかとすら思えました。でも、そこまで感情移入させてしまうのは、この漫画がとてもリアルだからこそなのですよね。
優しさを持っているからこそ、背負わされたり強いられたりするのでしょうけれど、なんだか遣り切れないですよね…。この漫画って良い意味でも悪い意味でも自分に正直な人が多くて、色々と考えさせられました。ああ、あと、遠藤の本意が私には最後までよく分からなかったです。