ナイスした読書家さんと感想
園芸としてのフローラに興味がない私でも、澁澤の書く観念としてのフローラには存分に魅せられた。天使でもあり悪魔的でもあり、エロティックでもあり楚々としたワビもあり。図版も大変美しく是非とも絶版のハードカバーを手に入れたい。
再読。冬なので美しい花の図版と澁澤龍彦の言葉が読みたかったから。かつて読んだ時より花を知ったので、時計草についての東西の認識の違いとか、蘭の花からユイマンス、プルーストに至る思考の経路とか楽しみまくりました。ああ・・やっぱり澁澤はいいなあ・・でも一番の文章はエズラ・パウンドの詩に始まる美少年と球根という話。まさかクロッカスの球根が・・・。敷居高くない澁澤本だと思います。
★★★★★ 澁澤のフローラに纏わる文章は勿論のこと、挿入されている精密で繊細な植物画にしても、なんて美しい本なのだろうと幸せな溜め息がつい漏れてしまう本だった。で、ついつい欲深くなってしまうのだけれども、個人的に気になっている、なんて事も無い花「ツツジ」を入れて欲しかった。蜜が甘いツツジ、意味不明に街路樹としてそこら辺に植わってるツツジ、漢字で書くとひたすら難しい躑躅。前に一度、道に迷った時に見た、丸く刈られて群れを成したツツジに黄泉の世界の妖しさを感じた事があり、それ以来密かに魅せられている。


ナイス!


















えええええええええええー最後の一行に驚き。 それは嬉しいよ、嬉しいよ!!
そうなんですよ! 俺もかなりびっくりしました(笑)。ウチの実家は吉野の玄関口と呼ばれるところなんです。澁澤さんが、その宿をすごく褒めてくれていたのも嬉しかったなぁ。