羊
衝撃の真実・・・でも結局それも主人公の主観に偏っているかもしれず、創作かもしれない。小説の虚構性、そして愛の虚構性。小説も愛も、個人の認識の範疇を出ず、限界がある。それなのに時にどれだけ大きな素晴らしい世界を作り出すことか!

贖罪 下巻 (2) (新潮文庫 マ 28-4)
ナイス! ★★★★ -
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- 07/02
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ナイスした読書家さんと感想
二つのラストをたてつづけに見せられたかのようなエピローグに意表をつかれ、読み終えてから何日か経っているのに陶然とした思いから醒めない。人の運命をも変えてしまう悪魔のような嫉妬心、地獄さながらの戦場、そして憐れなフランス人青年の兵隊・・・。いまだに頭の中で悪夢のようにイメージが膨らんでいく。 「文学と宗教だけが教えてくれる方法で、人間の卑小さと高貴さに思いを馳せることだろう・・・・・・。」(p159) 上巻のロビーの予言めいたこの言葉は、まさに私が今感じている思いだ。文学のすごさをみせつけられた。
イギリス文学の伝統を詰め込んだ現代イギリス小説の傑作と言っても良いでしょう。マキューアンの著書でいちばん良いのでは?? 「意識の流れ」だったんですね。そして、言葉は嘘をつく。小説家による小説。 そのうちブログに書きます。






