ちあき
認知神経科学者が実験・考察の成果をふまえてこんにちの社会を論じた本。現代における感覚刺激の過剰にふれた第2章、暗黙知と創造性を論じた第5章はとくにおもしろい。音楽の起源、視線によるコミュニケーションの進化などの小ネタも楽しい。潜在意識にはたらきかける情報操作の手法や自由の制御を問題視しつつもそれらを糾弾するスタンスはとらず、「時代の必然」と評価するところに筆者のこだわりを感じた(先に読んだ『暴走する脳科学』の視座とは対照的)。旧著や訳書『マインド・タイム』も読んでみたい。

サブリミナル・インパクト―情動と潜在認知の現代 (ちくま新書)
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- 07/02
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